窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

麻生氏の発言を読んで

麻生氏の「同一民族」「2000年続く王朝」などの話が批判されていることをニュース記事で知った。

 

日本人が、皆、同一民族だと言ったら、20年前ならスルーされたと思う。

 

みんなが日本民族だ・・と言っていた。

 

沖縄が琉球王朝だったことや、アイヌの人たちが大和朝廷に追いやられたことは話題にならなかった。

 

今は、沖縄に琉球神道があり、アイヌ神道とは違う自然信仰をしていることを

 

多くの人が知っている。

 

信仰は今も残っていて、昔から伝えられた文化もある。

 

 

話は違うけれど、日本について、首都・東京と地方という区別があり、

 

言葉も「共通語」「方言」という違いがある。

 

関東大震災後、強いなまりのある方言を話す人は日本人ではないと見られて自警団に殺害されたと聞いたことがある。

 

なまっていると同じ日本人と思われないだけでなく、殺されてしまうという悲劇があった。

 

違いを見つけて線引きし、仲間から外されてしまう。

 

そのとき、同じ民族、同じ宗教という思いはないだろう。

 

違うと簡単に切り捨てて殺してしまう。

 

 

今回の麻生氏の発言では、日本民族以外の民族はいないかのように扱われていて、

 

政治家麻生氏の考えにアイヌという先住民は存在しないことになり、

 

アイヌの文化を尊重するという思いはないことになる。

 

存在を知れていないという悲しさがあると思う。