昨日、テレビをつけたまま過ごしていて、
たまたまNスタを部分的に見た。
ちょうど、東京の新空路についての内容だった。
東京オリンピックに向けて便数を増やすのだそうだが、
東京の頭上を飛行機が飛ぶことに対して、いろいろと心配の声が上がっているそうだ。
アナウンサーが、福岡などの例を差し挟むと、
コメンテーターのウルヴェ京さんが、「生まれたときからそういう状態の人とは違う」というようなことを言った。
福岡空港は福岡市内にあり、飛行機はすぐ近くに見える。
空港に近いほどに、それは顕著だ。
福岡市近隣でも、同じように低いところを飛行機が飛んでいる。
空港が近いから便利だ。
しかし、うるさいし怖さも感じる。
安全に問題はないと思うけど、
新空路についての東京の反応を見聞きすると、
「だったら、福岡は何なん?」と心の中で言うことになる。
ウルヴェ京さんの言うように、
過去からその状態なら問題ないってこと?
何かがひっかかる。
何だ?
福岡空港は、私の幼少期まで板付飛行場と呼ばれていた。
古いニュース映像を見ると、板付飛行場に降りてくるアメリカ軍機は
煙を出しながらフラフラと揺れていた。
民家や大学の建物に墜落し、亡くなった人もいた。
朝鮮戦争では、板付飛行場が攻撃の出発地となったし、傷ついた機体で戦地から帰ってきたそうだ。
朝鮮戦争の間、危険に晒されていたし、戦争後もアメリカ軍の機体による事故があり、
人々、基地反対の運動をした。
それで、アメリカ軍は移転し、板付は福岡空港と呼ばれるようになった。
福岡空港について思いを巡らすが、ウルヴェ京さんの言葉の何にひっかかったか分からない。
東京の人は、東京のことしか考えてないんじゃないか・・・という腹立ちを感じたのかなあ?
単に、言い方がきついと思っただけかな?