本棚を空っぽにして掃除しているときに、
何年も前に私が描いたメモ用紙が出てきた。
絵を描いて言葉で説明を添えているのが数十枚。
ぁぁ、最近は描いてないなあ。
こんなに一生懸命、取り組んでいたのね・・・と過去の自分をねぎらった。
思い浮かんだイメージを絵にして、言葉で説明すると、
生々しいイメージは私の下手な絵で上書きされた。
怖いイメージは、少し怖くないものに変化した。
言葉で説明すると、さらに怖くなくなった。
精神分析を受ける前は、絵を描いて記憶しなおしていた。
記憶の上書き保存というのかな・・・。
見つけたメモを捨てようか捨てまいかと迷っている。
当時は必要だったが、今はそうじゃない。
けれども、努力した自分を捨てるような気がして迷ってる。
メモだから作品じゃない。ただの紙だ。
メモといえば、文字で書くものだろう。
もっと描く力があったら、
メモは絵や図で描きたいなあ。
単純なマークを自分で作ったらメモしやすいかな。
ピアノの練習には、絵を活用している。
鍵盤の絵を描いて、弾くところに色をつける。
難しいところはパラパラ漫画みたいにして、繰り返し見る。
音楽なのに絵にして見て覚える。
そうだ・・聴いて覚えるより見て覚える方が楽なんだ。
スーパーで買い物をするとき、冷蔵庫や食品の棚を思い浮かべて
買い足す。
買い物に出かける前に、冷蔵庫などを見るようにしている。
ダブり買いをしたくないから。
もっとメモを活用して計画的に買い物した方が良いなあ。
ちょっと反省してる。
その日暮らしは良くないよね。
昔々、文字がなかったころの人たちは、
どんな風に記憶し、生活に活かしていたんだろう?
七五調の歌にして、音声で記憶していたのかな?
リズムや音程をつけて歌っていたのだろうか?
説明なしの絵も描いていたのかな?