昨日のローカルニュースで、「新型コロナ感染の影響で、福岡でラーメン店倒産」と言われた。
紹介された店の画像と店名を見て、思わず「嘘・・・」と声を出していた。
我が家が長年通っているお店が倒産した。
長浜将軍という店だ。
夫が学生の頃から友人と通っていた店で、
私と子どもたちは夫に連れて行ってもらった。
長浜将軍のすぐ近くに何軒もの長浜ラーメンのお店があり、
行列ができていた。
長浜将軍に行くときは、お昼の12時になる前の混んでない時間帯に行っていた。
私が長浜将軍で気に入っていたのは、あっさりめのスープの味だ。
刻んだネギが乗せられていて、ネギとスープをレンゲですくって飲み、
紅ショウガも辛子高菜も乗せずにラーメンを食べていた。
何も足さないのが好きだった。
麺を食べ終える前に「替え玉お願いします」と言って、麺のお替りを追加注文する。
一杯目の麺を食べ終える頃に、お店の人が麺を皿に乗せて持ってきてラーメンの器に入れてくれる。
麺の固さは、私はいつも「ふつう」。
夫は「固麺」。
夫は、食べ始める前に辛子高菜を多めにラーメンに載せていた。
長浜将軍の辛子高菜は辛かったから、私は遠慮していた。
夫にとって辛子高菜無しじゃ物足りないようだった。
私らが通っていたラーメン店は、
長浜将軍以外では、
「大砲ラーメン」
「龍の家(たつのや)ラーメン」
「一風堂」
「一蘭」
「暖暮」
息子のお気に入りは「龍の家ラーメン」。
息子は何回も替え玉していた。
店の人が「スープから替え玉」と言えば、スープも足してもらえると教えてくれた。
私はラーメンを食べる前に、無料のピリ辛のもやしを食べるのが好きだった。
もちろんラーメンも好きだったし、チャーシューも好きだった。
大砲ラーメンも・・・・
ラーメンについて、考えると幸せな気持ちになる。
なのに、長浜将軍が倒産しただなんて・・・悲しすぎる。
車で福岡へ出かけたら、「長浜将軍に行こう」が決まり文句だったのに、
もう行けない。
とても寂しい。
新型コロナは志村けんを奪い、長浜将軍をも奪った。