女子プロレスラー木村花さんがネットで誹謗中傷を受けていたことで、
ネット中傷について国会議員も「それは問題だ」と言っているというニュースを見た。
ネット中傷と言えば、私も被害に遭ったことがある。
今はもう無くなっているヤフー掲示板に投稿していたんだけど、
いくつかのアカウントから誹謗中傷されたことがある。
掲示板投稿を止めるなら嫌がらせを止める・・と書かれた。
まあ、つまり、居なくなるまで嫌がらせを続けるよ・・という意味だった。
気に入らない投稿があると嫌がらせをして排除するという流れがあった。
それを無視して投稿していると、嫌がらせはエスカレートした。
で、悪意を受け続けると心が折れてしまう。
「居なくなれ」「消えろ」というメッセージは、
殺意を含んでいるからたちが悪い。
ぽっきりと心が折れると、「あなたたちが言う通りにしましょう」というような気持ちになる。
なお悪いことに、たちが悪い嫌がらせ投稿を削除してほしいとヤフーにお願いしても、
ヤフーは無反応だった。
結局、嫌がらせを受ける側がヤフー掲示板の利用を止めるしかなかった。
一応、「嫌がらせを目的とした投稿をしないように」という利用規約はあったが、
形だけだったよね。ヤフージャパンは対応しなかった。
なぜだろう。そんな過去を思い出すと、関ケ原の戦いをイメージする。
関ケ原の戦いは、武将同士の戦いであって豊臣家は関係ないという構図を思い浮かべる。
豊臣家がヤフージャパン・・・。
ヤフージャパンから見れば、私の受けた嫌がらせは小さなこと・・かな。
警察にも相談したけど、「あなたがヤフー掲示板を利用しなければ良いのではないか」という対応だった。
私の望む解決をするには、民事訴訟しかなかった。
けれど、それって結構ハードルが高いからできなかった。
すると、嫌がらせに反対する人からは、「訴訟しないなんて・・・」と
新たな批判を受けた。
ネットでの誹謗中傷では、誰も助けてくれない。
なので、心がぼきっと折れてしまう。
ただ、死ぬのも簡単なことではないから死ねない。
自分で自分の命を終らせるのは恐ろしいことだし、
大切な人を思い浮かべたら実行できない。
例えば、高いところから飛び降りたとして・・・、
飛んだ後でやっぱり死にたくないと思ったとしたら嫌だな・・・
などと想像したら、実行できないよね。
死にたい気持ちが9割あったとしても、1割の生きたい気持ちがブレーキになるよね。
1割の生きたい気持ち・助かりたい気持ちが足止めする。
もしかしたら、考えつかない解決方法があるかもしれないんだし・・・。
私の場合、ヤフー掲示板の利用を止めることで折れていた心は回復した。
ただ、利用者を救わなかったヤフージャパンには嫌な気持ちを抱いている。
木村花さんが救われたかもしれない方法は、何だろう。
中傷アカウントの言う通りに番組から去ること?
テレビ局も制作会社も助けないなら、どうしたら良かったの?
死人に口なしなの?
今回の木村花さんの死によって、番組が注目されたら、
トヨタにとっても利益が生じるの?