ナスDと呼ばれている男性が無人島で数日、自給自足生活をする番組を見た。
ゼロ円生活とか、自給自足とかが内容だと見たくなる。
無人島にと到着して草を刈り、小屋を建て、
火を起こすあたりまでを面白いと思って見て、
あれれ?思っていたのと違うと感じ始めたのが、
ナスDが睡眠をとらないと分かったあたりから。
ナスDは休まず活動し続け、
一瞬も眠らない。
眠らないのに食欲があり元気。
もしかして、3,4日眠らなくても平気だと印象づける番組かと思い始め、
番組を見るのを止めた。
テレビ番組を作る人たちは、
面白いことをするときは眠らなくても平気だと主張したいのかな・・・?
目的を達成するまで活動し続けるものだと言いたい?
ドラマ「下町ロケット」にも、不眠不休で働く人たちが描かれているけど、
そういうのを見る度に、
その状態で事故が起きたら、不眠不休で働かせた上司は責任をとるのかな・・・
事故で死者がでたらどうするの?って思ってしまう。
眠らないで海で漁をするナスDが怪我したら、
それを番組として放送するのかな?
または、眠っていないという設定のやらせ番組なのかな・・・?
危険なことが面白いと伝えたいのかな・・・?
「人は眠るものだ」という常識を壊すことが面白い?
ナスDの番組に、私はすごく腹が立ったみたい。
無茶する人を見たら腹が立つ。
ナスDの面白いテレビ番組は、私にとって「腹の立つ番組」なのかも。
不眠不休で頑張る様子を見たら、無性に腹が立つ。
笑えない。
不眠不休は、私にとって命の危険を感じる恐ろしいことだから・・・。
健康番組で安眠をテーマにすることが多いが、
バラエティー番組では、不眠不休で働いたり遊んだりする内容がある。
番組それぞれは、別々のものだから仕方がないんだろうけど、
どうしても思ってしまうのは、
「不眠不休で働かせて事故が起きたら、
テレビ局は、それさえもネタにして放送しちゃうの?」
ということ。
そういえば、昔、「1か月一万円生活」というバラエティー番組があった。
出演者は生活の知恵を使って、工夫して1万円かけずに生活していたが、
真に受けたら危険だなあと思いながら私は見た。
栄養が十分に取れなくなったら、人は飢えてしまう。
健康じゃなくなる。
最悪、うつ状態になって死んでしまう。
真似てはならない内容なのに、生活の知恵があれば
1万円で一か月暮らせるかのような番組に仕上げていて、
本まで出版していた。
一か月1万円で暮らせるのは嘘なのに・・・。
バラエティー番組なら、嘘が許されるの?