窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

ハプスブルク家の家系図についての動画を見て

ユーチューブで、ハプスブルク家家系図についての動画を見た。

 

血統と財産を守るために近親婚を繰り返していたと知った。

 

いとこ同士の結婚や叔父と姪との結婚が繰り返されていた。

 

いとこ同士の結婚は、今の日本でも法律で認められているが、

 

ハプスブルク家の動画を見て、

 

いとこ婚は血縁が近すぎると思った。

 

 

ハプスブルク家に、スペイン家とオーストリア家があるんだけど、

 

両家どうしで結婚を繰り返せば、

 

親戚同士の結婚が繰り返されることになり、

 

遺伝的には、自分が自分と結婚するようなことになってしまう。

 

 

高校の生物で学習したメンデルの法則を思い出した。

 

豆の交配で実験し見つけた法則だったかな・・・。

 

AAとAaを交配したら、AA・Aaが誕生する。

 

AaとAaを交配したら、AA・Aa・aaが誕生する。

 

AAとAAを交配したら、AAが誕生する。

 

aaとaaを交配したら、aaが誕生する。

 

 

aよりAの方が優勢。Aaの特徴はAとして見える。

 

なので、aaの場合だけ、aの特徴が見える。aはAより劣勢だから。

 

 

血縁者同士で交配していくと、劣勢の遺伝が表面化しやすくなる。

 

これが、不健康なものであったら、劣勢遺伝が表面化した人は

 

幸福になりにくいどころか、生きにくい。早死にするのかもしれない。

 

 

血統を守ろうとすると、劣勢遺伝という落とし穴に落ちてしまうかもしれない。

 

ハプスブルク家のスペイン家は、不幸にも途絶えてしまった。(動画で知った)

 

この動画で興味深かったのは、肖像画ハプスブルク家の容姿を紹介していること。

 

スペインの王家なのに、スペイン人と違って金髪と青い目をしてる。

 

外見・容姿で、ハプスブルクスペイン王家だと分かる。

 

見た目で高貴な人だと分かる・・・。

 

もしも、ハプスブルク・スペイン家が

 

スペインの人と結婚してたら、外見・容姿はスペインの人に近づいていっただろう。

 

多分、スペインの地の人たちを格下と見て、結婚相手にしなかったんだろう。

 

 

 

動画を見て、血筋と財産を守ろうとする結婚のあり方は、

 

今の日本にも残っているなあと思った。

 

結婚相手に良い血統や財産を求める人はいる。

 

今も、家の格を気にする人はいる。

 

 

法律でいとこ婚が認められていても、

 

代々、いとこ婚を繰り返せば、aaの劣勢遺伝が表面化するのと同じように、

 

生存に関わるような不幸なことが起こるかもしれない。

 

生物として弱くなるかもしれん。

 

 

ハプスブルク家についての動画を見て、

 

日本の皇室が思い浮かんだ。

 

天皇家は宮家・五摂家出身の女性と結婚するのが当たり前だったから、

 

それ以外の家系であった美智子さまと平成の天皇が結婚したとき、

 

反対した人が多かったと聞く。

 

平民と結婚するなんて・・・という反対だった。

 

 

今の皇室では、男性がとても少ない。

 

子どもは悠仁さまだけ。

 

 

法律でいとこ婚が認められているのだから、

 

愛子さま悠仁さまが結婚すればいいじゃん・・・という書き込みがネットにあるけど、

 

それじゃあ、近親婚を繰り返して衰退したハプスブルク家のようなことになるよね?

 

姉と弟が結婚するのに近い。

 

だからダメだよね?

 

 

女系宮家を創設して、旧宮家の男性を愛子さまのお婿に迎えたらいいという意見があるみたいだけど、

 

それも、愛子さまが出産しなければ、血統は途絶えるよね?

 

悠仁さまが結婚しても、お子さんを授かるかどうかは分からない。

 

旧宮家を復帰させたらよいという運動があるけど、私は共感できない。知らない人たちだから・・・。

 

王族や皇室に生まれたら、血統を絶やすなというプレッシャーに晒されるんだね・・・。

 

 

 

子どもや子孫に幸せになってほしいという愛情とは違うものに縛られたら、

 

めちゃくちゃ苦しいよね・・・。