昨日、NHKスペシャルを見た。
見始めて、歴史ものだったから最後まで見た。
この番組によると、戦国時代に日本にやってきたイエズス会の宣教師は、
日本人の心を征服しに来ていた・・・らしい。
日本人をキリスト教に改宗させ、コントロールしやすい状態にしたら、
日本に中国を攻めさせようという思惑だった・・・らしい。
戦国時代の日本は鉄砲を国産化し軍事大国になっていた。
日本を利用すれば中国・明王朝を倒せると見込んでいたという。
ちょっと怖い内容だと思った。
精神を支配されたら、言われるままに中国へ攻め入ってしまうかもしれない。
なんとなく、戦争に負けた日本を重ねてしまった。
鬼畜米英と言っていた日本人が、アメリカとの戦争に負けたら、
みんなアメリカを好きになった。
これって、精神をも支配されたのではないかな・・・。
戦国時代に宣教師がキリスト教徒をどんどん増やし、キリスト教に改宗する大名も現れ、
そのままキリスト教徒が増えて行ったら、支配者に不満を持つ農民たちが一揆を起こしたり、反秀吉、反徳川勢力を増やして戦乱が続いたりしたかもしれんし、
内乱続きで日本そのものが弱ってしまったかもしれん。
スペインにインカ帝国が滅ぼされたように、日本もスペインの植民地になっていたかもしれん。
実際には、植民地になってないが、
キリスト教の布教をしながら支配し、スペインに都合の良い属国に・・・と
宣教師たちは目論んでいたのだから、
怖い。
植民地になるかならないか紙一重の状態だった・・・怖いよ。
精神的な支配って怖い。