窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

「玉砕」という言葉

戦争特集を見ていて、

 

広島に原爆が投下されて天皇陛下大本営が会議をしたという場面があり、

 

戦争を止めようという意見と「一億玉砕」と言い本土決戦をすべきだという意見が拮抗したと知った。

 

「一億玉砕」って、一億人が死ぬまで戦うという意味なんだろうけど、

 

「玉砕」という言葉が腑に落ちなくて、気になり続けた。

 

 

「玉砕」を検索してみた。

 

中国の歴史書北斎書」にある言葉だそうだ。

 

「大丈夫寧可玉砕何能瓦全」

「大丈夫はむしろ玉砕すべきも瓦全する能わず」

「立派な男子は玉が砕けるように名誉・尊厳を保持したまま死ぬべきであり、

 

名誉・尊厳を失って瓦のようなつまらないものとして一生を全うすることはできない」

 

 

玉砕とは、尊厳を保って美しく死ぬことなのだな。

 

だらだらと生きるのではなく、「〇〇」らしく美しく死ぬこと・・かな。

 

命より名誉が大事という意味でもある・・かな。

 

 

玉砕=名誉の死・・とも言えるかな。

 

負けて敗者として生きていくより死んだ方が良いという白黒思考・・かな。

 

勝たなければ生きている意味がない・・とも言えるかな。

 

名誉のために死ぬべきだという考えを受け入れてしまった人々は、

 

「みんなで死のう」と言って集団自殺したのかもしれない。