ラジオ番組「パナソニック メロディアス ライブラリー」を聴いた。
好きな番組だ。
今日は、ハン・ガンの「菜食主義者」という本が紹介されていた。
この本、私が読むべき本かなと思った。
怖い夢を見て菜食主義者になった女性が描かれているからだ。
番組によると、楽しい話でないのは確かだが、とても興味をそそられた。
「怖い夢を見る」という点が、とくに興味があった。
私自身、悪夢を見て眠るのが怖い時期があった。
眠るのが怖いのに、眠らないと体がもたないし、
眠らなければ悪循環になる。
なので、私は病院へ行った。
カウンセリングはうまくいかず、病院の理事長から「あなたのカウンセリングができるカウンセラーはここにいない」とさじを投げられ、
当時の主治医から紹介してもらった医師の病院で治療を受けた。
それは、精神分析というアプローチ法だった。
怖い夢の解釈を医師に手伝ってもらい、今では、
「もしかしたら、こういう意味かな?」と自分で解釈できるようになり、
次第に悪夢を見なくなった。
自分が見る夢を自分で解釈できるようになると、
夢は怖くなくなった。
私は精神分析を受けることができて、命拾いができたと思ってる。
放置していたら、死んでいたかもしれない。
ハン・ガンの「菜食主義者」に登場する女性は、衝撃的な怖い夢から逃げるように
菜食主義になってしまい、終いに自分で自分を傷つけるような破滅に至る。
怖い話だが、悪夢について書かれた小説だから読んでみたい。
今の自分だったら読めるんじゃないかと思う。