古文に現代語訳が沿うように付けられていた。
古文は難しいから現代語訳だけを読んだ。
この古文も、漢字ばかりで書かれたものを漢字仮名混じりに書きなおしたものだから、
元々はもっと読みにくいもの。
現代語訳を読んで、頭に入ってこなかったのが神や人の名前。
イザナギ・イザナミ・アマテラス・ツクヨミ・スサノオは頭に入るけど、
オオクニヌシあたりから誰が誰だか分からなくなってきた。
アマテラスの孫ニニギなんかは、名前なの?と疑問に思うくらいに頭に入らない。
イザナギという男の神がイザナミという女神と結婚して、島が生まれるというのも
ピンと来ない。
イザナミが島を産んだ後に自然界の神を産んで、
火の神を産んで火傷を負って死んでしまう。
で、イザナギは火の神に怒りをぶつけて刀で切ってしまう。
殺人は悪だという価値観で読むと抵抗を感じる。
現代語訳を通して読んで、
殺人の場面が多いのに驚いた。
兄弟どうしで殺し合い、
服従しない者たちをだまし討ちしたりと
勝負に勝った者が正しい者になってしまう。
天皇は神の子孫だという内容だと分かったものの、
聖なる存在という書かれ方をしていない。
血統をさかのぼると「神」に行きつくというだけだ。
あんまり共感できない。
アマテラスが信仰の対象になっている理由もよく分からなかった。