窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

好きなものの向こうに嫌いなものがあるという現実が嫌い

先日、ツタヤで古事記関連の本を二冊買った。

 

レジでお金を払うと、

 

店の人が、キャンペーンで「毀滅の刃」のグッズをプレゼントしていると言われた。

 

私は「要りません」と断った。

 

 

「毀滅の刃」を読んでないしアニメも見てない。

 

なので、「毀滅の刃」ブームは私と関係ない。

 

 

10年前の私だったら、漫画を読んだだろう。アニメも見ただろう。

 

今は、すっかりそういう熱は冷めている。

 

漫画とアニメから距離を置いたきっかけは、

 

電通の社員が自殺したことだ。

 

眠る時間もなく働いてボロボロになり、社員は自殺した。

 

 

私は子どもの頃からずっとアニメが好きだった。

 

原作の漫画も読んだ。

 

アニメのエンドロールに「電通」と書かれてるのも気にしていなかった。

 

けれど、電通が社員を大切にしていないと分かると、

 

気になるようになったし、

 

自分の楽しみの向こうで苦しんで亡くなる人がいると思うと辛くなった。

 

 

「毀滅の刃」について知ったのは、テレビの情報番組で紹介されたからだ。

 

面白そうだと思うより、

 

情報番組の向こうに広告会社「電通」がいるのだろうと想像した。

 

で、結局、「毀滅の刃」に近づかなかった。

 

 

今話題になっている・・と紹介されるものの向こうに「電通」がいるんじゃないかという疑いが今もある。

 

私は社員を使い捨てにしてきた電通が嫌いだ。

 

だから、自然とアニメから距離を置いた。

 

電通東映の大株主と知り、映画を見るときも慎重になった。

 

怪獣映画は好きだったが、自然と距離を置くことになった。

 

ウルトラセブンは好きだけど、

 

電通が関わってる作品だろうと想像して、

 

少し気分が悪くなった。

 

好きなものの向こうに嫌いなものがあるという不快感があるし、

 

電通と無関係に暮らすことなんかできないという絶望感もある。

 

 

テレビの視聴率を調査しているのは、ビデオリサーチという電通の関連会社だ。

 

テレビを見ていたら、どうしても電通の影響を受けることになる。

 

新聞広告だってそうだ。

 

新聞広告のモニターをして、ビデオリサーチが関わっていると知った。

 

 

そういえば、東京オリンピックの開会式なんかも

 

電通が関わっているよね?

 

国の事業にも関わってるよね?

 

電通の影響を受けない暮らしはないんだ。