夕方のローカル報道番組(TNC)で、
「救えた命」というタイトルで太宰府市主婦暴行死事件が特集されている。
数回にわたって放送されているが、私は見逃してしまい昨日見た。
被害女性の家族が11回も佐賀県警鳥栖警察署に相談したが、いろいろと理由をつけられて捜査してもらえなかったと分かった。
加害者からの脅迫電話を録音して警察に持って行ったが、取り合ってもらえず、被害女性は太宰府市のインターネットカフェの駐車場で遺体で見つかった。
昨日の番組で、鳥栖警察署が動いてくれてたら被害女性の命は救われたのではないかと言われていた。
なぜ警察は動かなかったのか・・と繰り返し問われていた。
私は番組を見て、自分に起きた出来事と重ねた。
私はネット掲示板のトラブルに巻き込まれて嫌がらせを受けたことがある。
内容をプリントして警察に相談したが、動いてもらえなかった。
それは、警察特有の理由からだった。
ネット掲示板に私は本名を晒され、事実と異なる誹謗中傷を受けた。
姓と名前をばらして書き込まれた。
一目で私の本名と分かるのに、警察は、姓と名前を別々に書き込まれているから
証拠にならないのだと言った。立件できないから捜査しないとも言われた。
具体的に何か被害があったら来てくださいとも言われ、
言葉通りに受け取るならば、実際に暴力を受けるとかがないと被害を受けたことにならないのか・・・ということだ。
私は警察を信頼しているが、この経験から、警察の線引きによって守ってもらえない場合があると知った。
TNCの昨日の番組で特集されていたことは、私の経験に似ている。
事件性があると認識しなかったと警察は言うだけだ。
昨日の番組で、被害女性の家族は、3時間に及ぶ脅迫電話を録音して提示したが、
鳥栖警察署の署員は、録音を文字に起こして、どの言葉が脅迫か明確にするようにと要求したという。
だが、言われたように文字起こしして「これが脅迫です」と言ったところで警察は動かなかっただろう。