昨日、NHKのニュースで、
コロナで失業した人が取材されていた。
仕事も住む所も失っているのに、生活保護を申請する人が少ないと報じられていた。
去年、引きこもりについてのニュースでは、生活保護を申請せず亡くなってしまう人がいると報じられていた。
生活保護を申請しない本人の問題なんだろうか?
報道から、そんな感じを受けて嫌な気持ちになった。
取材する人が一歩踏み込んで、
「生きる権利がある」「生活保護を申請する権利がある」と言っても良いのではないかと思った。
日本では、国の世話になることは恥ずかしいことだという雰囲気がある。
生活保護受給者に悪い印象を持たせるような報道があったり、
「生活保護を受給するのを恥と思うべき」とメッセージを発した国会議員もいた。
昔、北九州市では生活保護の申請を低く抑えていて餓死者が出た。
どういうわけか、「生きてていいんですよ」「行政を頼ってください」というメッセージが政治家から発せられることは少なく、
自助が強調されているようだ。
コロナによる自殺の増加を問題視するなら、
生活保護受給者を叩いた自民党の政治家が、過去の発言について謝罪したり
発言を撤回したりして、行政を頼りやすくしてくれたら良いのになあと思う。