窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

ラインいじめ自殺の関連記事を読んで

中学1年の女の子がラインいじめをきっかけに学校が怖くなり自殺した件についての記事をいくつか読んだ。

 

自殺がラインいじめが原因でなく、別の原因があるかのような書き方をされている記事があった。

 

いろいろな悩みがあって、ラインいじめが引き金になったのだとしたら、

 

ラインいじめがなければ女の子は「死にたい」とまで思いつめなかったんじゃない?

 

自分を悪く思っている人間が確実に2人いて、ラインで悪口が広がっていると思ったら、学校に居場所がないと思うだろう。

 

自分を悪く思う人が確実にいるというだけで、怖いことだ。

 

しかも2人もいる。

 

多数の人が見られる場で悪口を書かれたのだから、悪口が広がっていると思うのは当然だ。

 

怖いはずだ。

 

無理して登校していただろう。

 

生徒たちの声を聞くだけでも辛かっただろう。

 

スクールカウンセラーなどの専門家も関わっていたそうだが、

 

女の子は「死にたい」という衝動にあらがえずに自殺してしまった・・・ということだろう。

 

記事によると、女の子は姉に死にたいと打ち明けていたそうだ。

 

親は深刻さに気づけず申し訳ないと後悔しているそうだ。

 

でも、病院を受診したとしても自殺を防げたかどうかは分からんと思う。

 

 

ただ、ネットで関連記事を読んで、

 

女の子の自殺を女の子自身や家族の問題にすり替えてしまうんじゃないかと

 

不安になった。

 

 

 

こう思うのは、私の経験からだ。

 

中学生の男の子が学校で先生からからかわれたり、同級生からいじめを受けたりして

 

自殺した。このことは大きくニュースで取り上げられた。

 

でも、その後、「実は家庭に問題があった」とか「子どもの苦しみに気づけなかった親が問題だ」などと遺族の悪口を言う人がいた。

 

その中学校の先生たちを庇う人も少なくなかった。

 

教育関係の研修会で、専門家が遺族を傷つけるような発言をしたときに、

 

なんで被害者や遺族に寄り添わないのか・・・と怒りを感じた。

 

 

何の問題も、何の悩みも抱えていない人はいないでしょ?

 

自殺したら、本人や家族の問題にしてしまうなんて、

 

バカな話はないと思った。

 

 

そんなことがまた起こりそうな不安を感じる。