ふと、森永ヒ素ミルク事件が思い浮かんだ。
なぜ思い浮かんだんだろう?
自分の頭の中なのに理由が分からない。
ちょっと気持ちが悪いので事件について検索した。
森永ヒ素ミルク事件は、
昭和30年に起きた食中毒事件。
近畿・中国地方を中心に起きた。
被害者は乳児。
吐いたり、皮膚が黒くなったりなどの症状で病院にかかった。
原因は森永乳業・徳島工場で製造された粉ミルクだった。
粉ミルクの添加物に「食用」でなく「工業用」の薬品を使ってしまったため、
ヒ素が混入してしまった。
「工業用」を使ったのは、コストカットのためだった。
被害者は約12300人。そのうち130人が死亡。
現在でも多くの方々が知的発達障害や身体障害などで支援を必要としている。
つまり、コストカットのために命と健康を軽視したという事件。
安全性を軽視して安く粉ミルクを作って、多くの人を死なせ、健康を奪った事件。
なぜ、今、この事件が思い浮かぶのだろう?
日々取り入れるもの・事に「毒」が含まれているかもしれないと恐れているからかな?
汚染を恐れているから?
何か思い当たることはない?と自分で自分に質問してみるが・・・
・・・テレビのニュースが思い当たる。
私は社会との接点が少ないから社会を知るためにニュースを見ている。
けれども、ニュースに嘘が含まれているかもしれないと思うようになった。
だからニュースの視聴を減らしている。
それでも、ニュースを見ている。疑いつつ見ている。
ニュースは私にとって心の栄養みたいなものだが、
嘘という毒が含まれているかもしれないと恐れているのかもしれない。