山の麓の公園に猫を見に行った。
午後3時か4時頃に行けば、ボランティアの人が野良猫に餌やりをしているだろう・・・
餌やり前に野良猫たちが集まってくるに違いない・・・
そんな想像をして夫・娘と一緒に公園へ行った。
思ってたのと違っていた。
公園には、子ども連れの人たちがたくさん遊びに来ていて、
遊具から子どもたちの声が聞こえ、広場の真ん中で長縄飛びをする人たちがいた。
ラグビーボールでキャッチボールをする少年たちがいたり、
フリスビーで遊ぶ人たちがいたり、
バドミントンをする人たちもいた。
テントをはって、中で寛いでいる人たちもいた。
で、野良猫はいるのだろうかと私たちは囁いて、ツツジの植え込みの中で
じっとしている茶色い猫を見つけた。
もっといないかとツツジの近くを見て回った。
公園の側の道路近くで3匹見つけた。
これらの猫たちは、人に慣れているようで、
私たちが近づいても逃げなかった。
静かに餌やりボランティアの人を待っているようだった。
公園に遊びに来ている人たちの中に、「エルマーの冒険」というタイトルが書かれたポスターを貼っている人たちがいた。
演劇と子どもたちとの遊び活動で思い浮かぶのは「子ども劇場」という団体だ。
学生の頃、友人に誘われて子ども劇場で活動したことがある。
大昔の記憶だから、まだらになってるが、確か、定期的に集まって遊びなどの活動をして、夏休みにキャンプをしていたと記憶している。
子ども劇場に2学年上の先輩がいた。
その人は私に「(子ども劇場の活動は)勉強になるよ」と言ったのを覚えている。
子どもたちと一緒に活動すると、子どもについて知ることができるという意味だと思ったのだった。
ならば、目指している職業につながる活動だろうと思ったのだった。
勉強になったかどうか分からないが、私は目指す職業に就くことができた。
が、仕事量をこなすには眠る時間を削るしかないという不器用さが禍となり、早過ぎる引退を迎えた。
「エルマーの冒険」のポスターを公園で見て、一瞬、頭の中がタイムスリップしたような状態になった。
小学校3年で「エルマーの冒険」を国語で扱うんじゃなかったかな・・・とも思った。記憶違いかもしれないけど・・・。
エルマーの冒険は、野良猫との出会いから始まったんじゃなかったかな・・・。