窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

TNC「救えた命」を見て

5月18日、8時から、TNC「救えた命」を見た。

 

これは、太宰府市のネットカフェの駐車場で30代の女性が遺体で見つかった事件についてまとめられたもので、

 

去年、TNCのニュース番組でも特集されていた。

 

私は、自分の生活圏内で起きたこの事件に関心を持っているので、

 

5月18日の番組は見逃すまいと録画予約していた。

 

 

「救えた命」というタイトルの通り、被害女性は、

 

警察への相談内容に真面目に取り組んでもらえていたら助け出されていたはずだと

 

思った。

 

インタビューに応じていた警察官や警察幹部の公の場での発言を見聞きすると、

 

警察への相談を事件として捜査するという発想は全くなかった。

 

「事件ではない」と決め打ちした上で、警察の判断は適切だったと言うばかりだった。

 

 

遺体で発見されたという事実は、警察にとって重大な事実ではなく、

 

責任をとらないことが重要であるようだ。

 

 

難癖をつけて体を傷めつけて金を奪うような犯人に監禁されていたとしても、

 

また、拉致されたとしても、家族が警察に相談しても、警察は事件として取り扱わないという現実があるのだなと

 

番組を見て思い知らされた。

 

被害者や遺族のような事態に陥ったら、どうやったら無事に救い出せるのだろう?

 

佐賀県警は一貫して事件化せず動かなかったが、

 

他県であれば救い出してもらえたのだろうか?

 

同じように、遺体で見つかって初めて事件として捜査されるのだろうか?

 

「救えた命」では、どういう場合に警察が捜査するのかに触れられていなかった。

 

事件化するかどうかの線引きがあるはずだ。

 

 

番組中の再現ドラマで、犯人側の線引きは見えた。

 

脅迫したり暴力で傷めつけても警察沙汰になりにくいと判断しているようだ。

 

難癖をつけて「おごった飲食」を「金を貸したこと」にしてしまうのも、

 

警察が関わらないことだと判断しているようだ。

 

卑劣な手段で人を苦しめていても、金銭問題であれば警察は関わらないのだとしたら、

 

被害者は救われない。

 

 

この事件についての裁判で、犯人は刑期22年や16年6か月などの判決を受けている。人を死なせても、22年や16年でリセットされ、

 

犯人は新しい人生を謳歌することができる。

 

警察も裁判所も、犯人に優しいようだ。

 

 

「警察は適切に対応した」と言っている。

 

佐賀県警だけでなく警察としても同じ見解だろう。