久しぶりに服を買いに行った。
自分のではなく娘の服。
無難なのを適当に買ってきてと頼まれた。
で、ユニクロは嫌だという。
私なりに考えて買ってきた。
手持ちの服に合わせられそうな色・形を選んだつもり。
選ぶのに苦労した。
店に無難なものと思えるものはあんまりなかったから。
それぞれの商品がとても個性的に見えた。
ユニクロだったら選びやすいのになあ・・・と思いながら、
白いセーター、黒いスカートを買った。
娘は「ありがとう」と言ってくれた。
服選びに不満はなかったみたい。
服を選んでいて気になったのは、店の照明がきつかったことと
服がかかっているポールの無数の傷。
磨きたいと思った。
明かりに照らされる傷は痛々しい。
店が忙しいから手入れできないのかなあと思った。
買い物をしていて、時々、汚れや傷が気になることが多い。
掃除好きでもないのに、傷や汚れを見たら
買い物中に拭きたくなる。
実際には出来ないことだけど・・・。
店の人に指摘したくなるが、言うのを我慢する。
数年前、当時通っていたプールで汚れや傷を指摘したことがあったが、
聞き流されたという経験がある。
「落ちないんですよ」と言われた。
私は汚れなどを見つけると、その場が見捨てられているようで悲しくなる。
が、指摘しても改善されることは少ない。うるさがられるようだ。
店が一番気にしているのは、売り上げかな・・・。
娘の服をかったとき、店内にソフトバンクホークスの応援歌が繰り返し流れていて、
30パーセントオフのセールが催されていた。
お客さんの数は多かった。
が、店のスタッフは二人。
客が乱した服を次々にたたんで整えていた。
そういうのを見ながら、大変だなあと思ったけど、
ポールの傷も磨いてほしいなあと思った。
そう思うのは望み過ぎかもしれん。
安く服がかえるだけで良いのかも・・・。
でも、傷は気になるし・・・。
考えがグルグルと同じところを回った。
こんな思いをするなら、ダメ元で「ポールを磨いてください」と言えば良かったな。
不満という水がたまった堤を切れば良かった。