今日、野良猫の居場所へ行った。
そこはスーパーの駐車場横の狭い通路。
その隅にシートを屋根にした穴ぐらがあり、タオルが敷かれていて、餌の入った皿がある。
金ちゃんとフクがそこに入っているのを何回か見たことがある。
野良猫の金ちゃんたちはそこで餌を食べることができる。
そことは別に、餌と水が置かれている場所がある。
一見、犬小屋のように見えるが、正面に入口はない。鍵がかけられた扉がある。
裏に猫が出入りできる隙間がある。
私は隙間から覗いて見てみた。
水、カリカリ、ウェットフードがあった。
つまり、いつでも食べられる餌場があるということ。
野良猫の金ちゃんフクは、いつでも食べることができるのだ。
なので飢えてないんだね。
与えられた餌を何でもいいから食べるんじゃなく好きなものを食べるのは、飢えない仕組みが作られているからなのだと分かった。
私が餌やりをしなくても彼女らは困らない。
仕組みを見て、よくできていると思うと同時に、「お前はどうでもいい」と言われたみたいに寂しい気持ちになった。
野良猫に必要とされているとか、なつかれているという思いがあったが、
私は野良猫の世話をしているのではなかったみたいな。。