野良猫の居場所へ行き、猫に餌をやろうとしたら
若い男性から話しかけられた。
その人は市役所の人。
匿名で「野良猫に餌やりをすると、野良猫が居ついてしまう」とのクレームが入ったそうだ。
それで、「野良猫に餌やりをしないで」というポスターを貼りに来たのだそうだ。
「そこの家の人でしょう？」と私は言った。
「いえ、匿名で・・・」との返しが来た。
市役所の人は、餌やりをしないことで、
野良猫のゴミあさりなどの別の被害が出るとクレームを入れた人に伝えたそうだが、
とにかく餌やり禁止のポスターを貼ってほしいと希望されたそうだ。
私らが住んでいるところのゴミ収集は夜に行われる。
なので、カラスからゴミが荒らされることはない。
けれども、野良猫がゴミ袋を破って、ゴミを引っ張り出すという被害はある。
野良猫を迷惑がって餌やりを禁止すれば、
ゴミ袋を破られて漁られるだろう。
猫が嫌いなその人は、ますます猫嫌いになるだろう。
悪循環だ。
私は野良猫の金ちゃんとフクがお腹をすかせて
ゴミ袋を咬み破る様子を想像した。
美味しいものが好きな金ちゃんとフクが生ごみから食べられるものを
見つけられるだろうか？
ゴミを食べる２匹の姿は想像できない。
餌をもらっていない野良猫は何を食べているのだろう。
ネズミや小鳥、トカゲやカエルなどを狩って食べているのだろうか？
ゴミだけじゃ足りないだろう。
建設中の家にフクや金ちゃんが出入りしていることでトラブルにならないといいなと願っていたが、
市役所にクレームが入れられ、「餌やり禁止」のポスターが貼られた。
まだトラブルにはなってないが・・・。
野良猫用のトイレが設置するなど、餌やりする人はトラブルにならないよう努力しているんだけど、
認めてもらえないようだ。
