窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

困窮する息子のライン

マンション建設の現場で施工管理の仕事をしている息子は、仕事で苦労している。

 

先々週、時間をとって夫は息子と電話で話した。仕事についての話をいろいろ聞いた。

 

1時間くらい話した。私は側で聞いていた。

 

今日は、息子からラインで連絡が入った。

 

妙な内容だった。

 

土日に副業をしてもっとお金を稼ぎたいという内容。

 

「お金」で困っているという内容は、今までにもあり、ちょくちょくお金を振り込んであげていた。

 

今日のラインは変だと思い、やり取りを繰り返してみた。

 

体を休める必要があると伝え、お金のことで思い詰めないようにとも伝えた。

 

やり取りを繰り返していると、

 

息子から「もうクレジットはつかわない」という言葉が出てきた。

 

借金があるからお金の悩みが頭を占めているのかと思った。

 

お金の悩みが大きくて生活も仕事も悪循環が起きているのかもしれない。

 

電話で夫と1時間話しても、お金の悩みについては言い出せなかったようだ。

 

問題が大きくなってしまう前に相談した方がよい、親は味方だから相談していいよ

 

ラインで伝えた。

 

夫と話し合って、当面のお金の悩みを取ってあげることにした。

 

利息なし催促なしでお金を貸すという体で、お金を出してやるのだ。

 

私が心配したのは、借金を返すために別の借金を作るという悪循環に陥ること。

 

何か買い物の失敗をしたのか、身の丈に合わないお金の使い方をしたのか分からないが、借金は自分の責任だと突き放すのは危険だと思った。

 

仕事での悩みより前に、お金の問題を解消して、心の負担を小さくしよう。

 

こういう失敗は誰にでもあるのだから思い詰めないようにと伝えた。

 

困り事から抜け出してから、詳しい話をすることにした。

 

息子は横浜に住んでいて、そちらで友達もできて頑張っているのだが、福岡に住めば、身内が近くにいて助けることができるし、物価や家賃も横浜より安いから、帰ってきたら良いのにと思う。

 

これが私の本音。

 

必ずしも首都圏で暮らさなくても良いのにと思う。

 

普通に仕事をしていたら、普通に暮らせるという状態であってほしい。

 

息子のことを考えていたら、以前住んでいた うきは市でのことを思い出した。

 

毎日、市民プールで泳いでいた。そこで働く人と親しくなり、お金の悩みを聞いた。

 

市民体育館の仕事だけでは暮らせないので、副業をしていた。

 

副業をしていない人は、生活がカツカツだと言っていた。

 

市民体育館は運営管理を民間会社に引き継いだので、その人達はスポーツに無関係の仕事に転職していった。

 

普通に仕事をしていて安心して暮らせないなんて、と心が痛みを感じた。

 

息子は生活上の失敗をしたのかもしれないが、プールで働いていた人たちと同じように苦しんでいる。

 

苦しみを解消する方法を模索したい。納得いくまで調べてみよう。

 

解決方法は、複数あるだろう。

 

今は、息子が孤独に陥らないことを願っている。

 

友達と交流してほしい。その手伝いがしたい。