夫から聞いた話。
困ったお客さんがいるという。
漏水があるので来てくれと呼ばれたそうだ。上司と二人で行った。
複数の物件を運営する人の自宅で漏水が起きている。
原因が分かり、現場の写真を撮った。シロアリも発生していて木部も傷んでいる。
話を聞きながら、工事が大変そうだと思った。
でも、夫が言うには、そのお客さんが大変な人なのだそうだ。
上司がかかわってきたお客さんなんどけど、無理な要求をされたり、料金を値切られたり、何度も何度も電話がかかってきたりする。詐欺まがいのことをしようとするのに加担させられる。
家に行くと、飼い犬の糞が放置された荒れた状態。
キチンとしていない厄介なお客さんなのだそうだ。
利益がないのなら離れたらいいじゃないですか?と夫が言うと、上司としては、それは出来ないのだそうだ。
厄介なことに巻き込まれて利益も得られないのに、お客さんと言えるのか疑問だ。
それに、
不思議なのは、キチンとしていなくても複数の物件を運営してお金を得て暮らせること。
家賃収入で生活するのって、お金の管理をしっかりしなくてはならないから、キチンとした人でないとできないと思っていた。
大家さん=キチンとした人、というイメージを持っていた。
でも夫の話を聞いて、そうでもないと分かった。
部屋や家を貸す人に、しっかりしてほしいという期待はある。
でも、期待通りではないから、不具合があるまま家や部屋が貸し出されているんだろう。
築古とはいえ雨漏りするアパートやカビが発生しやすい部屋があるのは事実。
そういえば、近所の家を見ると、空き家のように荒れていても夜には明かりの灯る家はいくつもあるし、鬱蒼と木や草が繁っている家も珍しくない。
壁が壊れたまま修理されてない家もある。
鉄筋が表出して錆びが流れ出ている壁も放置されていたりする。
住宅ローンをかかえつつ、家を維持管理するためにお金をかけるのは大変なことなのかもしれない。
一時、家賃収入を得るためにマンションを購入する話が流行ったと思う。ローンを組んで購入したとしてもローンの返済額を越える家賃収入があるという話。
しかし、実際は維持管理にお金がかかるし、家賃を下げざるを得ない場合もあるかもしれない。
家賃収入を得ることは、思っているより難しいのかもしれない。
夫の話を聞いたり、周辺の家や建物を見て、家を持つことは大変だと思った。
ふと、実家の家が思い浮かんだ。築25年になるかな?いろいろと不具合が出てきているかもしれない。
もし、リフォームが必要となった場合、どれだけお金が必要だろう?400万円くらい?
400万円というのは、夫の実家が引き受けている仕事の額。夫の実家は建設業。
それを払うのは私と弟たちか?年金暮らしの親は出せまい。
三人兄弟で400万円を払うとしたら、一人当たり133万円。
わぁ、大変な金額。
出せるかな?
雨漏りや水漏れの話は実家で聞いたことがないが、今後、ないとは限らない。
快適に住み続けるには、修繕費用も準備していなくては。
家を建てるとき、そこまで考えていただろうか?実家のローンは払い終えていると聞くが、修繕費用については聞いたことがない。
事が起きてから修繕するのは大変。事前に対応したほうが良いよね。
でも、なんとなく話を切り出すのは難しい。
気になるところはあるけれど。
夫の実家もそうだ。
気になるところを修繕したらいくらかかる?
フローリングの張り替えとか、いくらだろう?
で、それを負担するのは誰?
私たち?
せっかく団地に安い家賃で住んでいるのに、実家の修繕費用を払うことになるかもしれないなんて、考えたことがなかった。
考えてみたら、我が家が破綻する心配が出てきた。
夫の仕事の話から実家のことを考えたら、新たな心配事を持つことになってしまった。