「貯金1000万の日常」というチャンネルを見て思ったこと。
動画の主は、動画の再生数を稼ぐために批判されるのを覚悟して過激な発言をしているそうだ。
動画の中で、生活保護者や精神障害者、知的障害者が悪く言われることが多く、家賃の低い集合住宅は貧民窟と言われている。
工場での単純作業については、「底辺」と言われている。
で、そういう風に悪く言う動画が再生数が多いそうだが、1年前に会社に動画が見つかり、過激な内容の動画作成が難しくなり、再生数が低迷しているそうだ。
視聴者は、悪く言われる人を笑って楽しんでいるのだろう。
工場で単純な作業をするにも苦労している障害者が面白がられ、そして、動画での広告料などが動画の主の収入になっているということ。
人の不幸がネタになり、面白がられお金に変えられている。
私は工場で働く人を笑うことができない。そこで働いた経験がない。
動画では、工場のライン工の部署が動物園と呼ばれていた。働く人が、人間レベルでないという意味のようだ。
障害者の理解力の低さや不器用さ、会話の内容が動物に例えられている。節制できなくて太っている人は豚と呼ばれていた。
食生活に問題があり生活習慣病をもつ人も蔑まれ、時給を上げてほしいと言う人については、能力以上の要求をしていると言われていた。
私が動画を見て怒りを感じたり悲しくなったりしたのは、
笑うほうではなく、笑われる方に感情移入しているからだと思う。
動画で「貧民窟」と言われるような団地に住んでいるし、うつ病の療養中。動画の主や視聴者が軽蔑する精神障害者である。
ユーチューブには、困っている人を助けようとする温かい動画もあるが、健常者が障害者を笑う動画もある。
どちらも現実だが、身体障害者をあげつらう動画はないようだ。
見た目で分かりにくい障害が対象になり、軽蔑される。
最近、テレビを見ていると、発達障害や精神病を告白する人が増えてきた。
でも、ユーチューブを見ていたら、軽蔑の対象だと分かる。
知的障害者はもっとだ。
関わり合いたくないとあからさまに言われて笑われるのだ。
動画の主の工場では、裏で「動物園」「豚」と言われる。
そして、共感する人がコメントを書く。
動画の主は批判を覚悟で過激な動画を作ったそうだが、共感者の方が多い。
実生活であからさまに差別をすることはないが、みんなそう思っているのいう空気なんだ。
バリアフリーと言われる世の中だけど、身体障害者に対する偏見は少なくなりつつあると思うが、知的障害、精神障害に対してはそうじゃないみたい。
「貯金1000万の日常」というチャンネルで、動画の主は頭が良い、能力が高いと言われている。
貯金1000万はすごいと言われる。
そうなんだろうと思う。でも、法に触れないギリギリを狙って差別的な動画を作るのは、良いこととは思わない。
「底辺」「認知が歪んでいる」「能力が低い」「不器用」と言われる人を
ネタにして利益を得るのは、搾取と違うのかなと思う。