窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

警察沙汰になった

今、義父が入院しているため、障害のある弟の世話を夫が担っている。弟は、平日に施設に泊まり土日に帰宅する。

 

先週の日曜日、夫は弟を楽しませようと地元の酒造会社の酒蔵開きに行った。

 

酒蔵開きは春と秋に開かれる。少量の酒を購入して飲む。酒の試飲という感じ。

 

たくさん飲んではいないはずだけど、弟は少し吐いたそうだ。

それで、早めに切り上げて帰ることにしたのだが、徒歩で帰っていると弟はイライラしだし、まだ飲みたいのにと声をあげた。

 

そして、不意打ちのように夫の顔を殴った。夫が弟の腕を押さえると、通りかかった大学生数人が、「何かありましたか」と声をかけてきた。

 

弟は「お兄ちゃんが殴る」と声をあげる。

 

夫は暴力の加害者と見られてしまった。

 

声を聞いた近隣の住人だろうか、警察に通報されパトカーが2台到着。

 

事情を説明して、夫の方が殴られたと警察は分かってくれたそうだ。

 

 

夫の腫れた目元を見て、どうしていつもこうなるかと怒りを感じた。

 

弟を楽しませようとしていたのに殴られ、虐待の加害者扱いをされた。

 

でも、警察が来てくれたことでエスカレートしなかったのは良かったのかもしれない。

 

もっと酒を飲みたかったのに帰らねばならないからイライラし、そうなると手が出てしまう。

 

こういうことは、今後も続くのだろう。

 

弟のイライラからの暴力はいつも不意打ちのように起こる。義父が弟の髭を剃っているときに突然殴られたり、出掛けようと玄関先にいるときに、突然押されたり。

 

暴れる弟を取り押さえようとした夫が足の親指を骨折したこともあった。

 

暴れた後で弟は必ず「ごめんね」と言うのだが、瞬間的な暴力を止めるのは難しいようだ。

 

暴力だけでなく暴言もある。無関係な近隣住民の名前を言い、「○○死ね」などと大声で叫ぶことがある。

 

なので、警察に通報されることもあるし、地域の中で「あの家は」と嫌われ、「この道を通るな」と言われるなどの嫌がらせもある。

 

嫌う人たちの気持ちは分からないでもないが、道路を通るなというような差別は止めてもらいたい。

 

夫は愛情深い人で、10歳年下の弟を幸せにしたいといつも思っている。殴られても、いつもと変わらずにかいがいしく世話をしている。

 

私はというと、弟がいないときに部屋の掃除をしたり洗濯をしたりという家事をしていて、直接には関わっていない。

 

でも、どうにかならないかと気持ちは動いている。