窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

困窮する義父

県営住宅に住んでいると収入について住宅公社に申告しなければならない。住民票や所得証明書を郵送する。その期限が6月いっぱいだった。

 

義父はうっかり忘れていたようだ。申告の書類に弟の障害者手帳のコピーを添えなければならないので、夫は義父の代わりに弟が入った施設に障害者手帳のコピーをメールで送ってもらい、家のプリンターで印刷した。

 

これがあれば申告書類がそろうのかと思ったが、夫が電話で義父に確認すると、住民票も所得証明書も役所からもらっていないと分かった。

 

提出期限に間に合わなかった。数日の提出遅れは認めてもらえるなら良いのだけど。どうなんだろう。

 

県営住宅は収入によって家賃が決まるのだけど、収入の申告をしないと最高額の家賃が請求されてしまう。なので、忘れずに書類を提出している。義父は、そんな大事なことが頭から抜け落ちてしまう状態になっている。

 

夫は団地の義父の部屋に、弟の障害者手帳のコピーを持って行った。義父はそこに住んでいない。事務所に住んでいるのだ。

 

団地に入居していて、所有する事務所に住んでいる。長らく自営業を営み、事務所に住んできた。なぜ、そうしてきたかは分からないが、仕事の関係者に団地住まいであることを隠してきたと聞いている。障害のある弟が大声を出したり物音を立てたりするから団地に住めないとも聞いた。

 

弟は最近施設に入ったので、大声や物音を気にする必要はない。事業をたためば、仕事の関係者に団地住まいを隠さなくても良い。これからは、生活の拠点を団地に置けばよいのではないかと思う。

 

しかし、夫が義父の部屋に行くと、取引停止と書かれた郵便物があった。義父に許可をもらって開封すると、駐車場が使えなくなったという内容と分かった。料金の未納が続いて取引停止になったようだ。

 

家賃の滞納もあり、電気とガスも止まっている。

 

このままだと、団地を強制退去させられてしまう。

 

今住んでいる事務所も根抵当に入っていて、借金を返済しないといけない。所有する車の保険料は、月々3万円以上。

 

事業利益はなく、2ヶ月に一度の年金が頼り。収入を支出が上回っていて破綻しているのだが、義父はその内情を夫に打ち明けない。

 

米がないと聞いて、米と食品を届けた。

 

お金の話になると、大学進学にかかった費用を還せという話になったりして話にならない。

 

困っているのは分かっている。事務所を手放して事業をたたみ、車も手放せば団地で暮らして行けるのではないかと思うが、決してそういう話に向かわない。

 

暑くても冷房を使わず義父は我慢しているそうだが、そんな我慢をするんじゃなくて、事業をたたむべきだと思う。

 

が、そういう話にならない。お金をくれと云われるだけ。

 

義父を助けるには、義父と話し合う必要があるが、話し合いにならない。

 

今までに40万円を2回渡した。お金を渡す前は、事業をたたむ方向で考えると言うが、お金を渡すと義父は手のひらを返す。

 

困窮する義父を助けるには、夫が説得するのではなく福祉の関係者から話してもらった方がよいのかな?

 

夫は親を見捨ててはならないと思っていて、私にはちゃんと話してくれないが、義父の借金を肩代わりしたいという思いがあるようだ。

 

私が反対しているからそうはしないようだが、反対しなければ自分が借金をしてでもやってしまうんだろう。

 

共依存という言葉が思い浮かぶ。アルコール依存症ギャンブル依存症の人の家族は、飲酒やギャンブルが止められない状態に苦しんでいる反面、生活を支えることで飲酒やギャンブルをしてしまう状態が続いてしまう。依存症の人を助けようとして実は依存の状態を作ってしまっている。

 

義父と夫の関係もそれに近いと思う。

 

私は冷淡なんだろう。そういう関係に巻き込まれてしまうのは嫌だ。

 

困窮する義父の借金を肩代わりしたとしても、数ヵ月もすればまたお金を要求されるだろう。義父は利益をもたらさない事業を続け、足りないお金を夫に要求するだろう。

 

団地を強制退去させられたとしても事務所に住めば良いと思っているのかもしれない。

 

お金は貸せないよと夫は義父に言っていて、最近はお金を渡していないが、困っている様子を見て、夫は平気ではないだろう。

 

私は、事業をたたまず債務整理もしない義父を良く思わない。困っているのは気の毒だが、義父は、夫にお金を要求することで夫や私が困るとは思っていない。

 

義父の気持ちに沿えないが、義父には事業をたたむ以外の道はないはずだ。