上野動物園の双子パンダが中国に返還され、日本にはパンダがいなくなった。
ニュースで、熱烈なパンダファンが中国で双子パンダの到着を見届けようとしていると知った。その人たちはパンダを見るために中国へ通うと言っていた。
私はパンダを見たことがないが、日本に初めてパンダがやって来た頃のことは記憶している。
学習雑誌で黒柳徹子さんのパンダについてのエッセイを読んで、ほんとうにパンダは変わった動物だなと思った。熊なのに竹などの植物ばかりを食べるなんて変わってる。
当時、パンダのアニメが上映されたりぬいぐるみが流行ったりした。
パンダが福岡の動物園に来ていた時期があったそうだが、私は見に行ってない。
とうとう、パンダを見ないまま居なくなってしまった。
パンダは人気者。会いに行きたい人が大勢いて、グッズも売れる。それは、芸能人やスポーツ選手に似ている。お金を生むところが似ている。
なくなれば、お金に困る人が出る。
関連して、夫の後輩を思い起こす。その人はダイエーホークスに就職した。当時、ダイエーの経営が傾くなんて思ってなかったから、良い会社で働いているなあと思った。けれどダイエーは球団を手放すことになり、その人は仕事を失った。
同じような仕事はなく、ラジオ局に転職した。毎日のようにその局の放送を聴いていたから、良いところに転職できて良かったと思った。が、ラジオ局は経営状態が良くなかったようで、また転職することになった。
球団がなくなったのではないから野球ファンはずっと野球を楽しむことができているが、働いていた人は仕事を失って苦労した。
夫の友人はビクターに就職した。奥さんは航空会社のCA。二人で働いて裕福だろうと想像した。しかし、お金には困らなくても苦労はあっただろう。夫の友人は転職したし、奥さんの働く会社は潰れて立て直された。安定して「ある」と思っていたものが揺らいだりなくなったりしたら、足元が不安定になって不安になるだろう。
利益をもたらすものがなくなってしまうことを、パンダのニュースで思い起こした。