窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

義父を見捨てる

義父を見捨てることになった。

 

義父は借金をかかえている。障害のある夫の弟名義でもカードを作り借金をしていて、弟の障害年金も使ってしまっている。固定資産税等の税金も滞納している。

 

いくつかある弟名義の借金を夫が代わりに返済したが、50万円を越える大きな借金が発覚し、弟の肩代わりは断念した。

 

借金返済のために実家を売ろうと義父を説得し、実家の土地が家を再建築できる土地かどうか、役所に何回も問い合わせた。実家が開発を制限する地域に建っているから。

 

その地域に線引きされる前に建設されたという証拠があれば、更地にして再建築できる。証拠がなければ再建築できないため土地の値段が半値くらいに落ちる。

 

土地を売るために、夫は入念に調べ再建築可能と分かった。

 

2つの不動産会社に売却を依頼し、ネットにも掲示した。「売り地」と看板を立てたらより買い手が見つかりやすいと不動産会社に言われてが義父は断った。世間体を気にしているようだ。

 

10月くらいから、クレジット会社などに夫が毎月連絡をしている。毎回、家が売れたら払うので待ってほしいとお願いしているが、いくつかのところは少しでも払ってほしいと言うので、少額入金して返済の意志を示している。

 

返済を待ってもらっているが、督促状は届く。

実家が根抵当に入っている信用金庫だけ返済をしている。義父の年金はなくなってしまう。なので、家賃や光熱費等を夫の口座が払い、毎日食事を届けている。医療費は済生会病院の福祉事業のお世話になっている。

 

義父の生活を支えながら、借金返済に向けて土地の買い手を探し、ようやく買い手が見つかった。義父が承諾してくれたら前進できる。が、「安すぎる」と義父は渋り同意を得られなかった。不動産会社に次の買い手探しをお願いするつもりのようだ。

 

話し合いで、義父と夫を知る不動産会社の社長は、安く買いたたいているのではなく相場の値段だと説明してくれ、「子どもに負担をかけたらいかんよ」と言ってくれた。

 

夫は、このままでは共倒れになるから土地を急いで売りたいと言った。クレジット会社等に半年待ってもらっている。今売買の契約をして入金されるまで数ヶ月かかるから、猶予はないのだと義父に説明した。

 

けれど、義父は聞く耳を持たない。夫に負担をかけていると思っていない様子。

 

話し合いは、予想はしていたが決裂した。義父はやはり、自分のことしか考えられない人のようだ。

 

夫は共倒れを防ぐために、義父の借金返済と生活費を出すことをやめることにした。

 

義父のことは、包括支援センターと社会福祉協議会にお願いすることにした。

 

世間的な見方で言うならば、義父を見捨てるということ。

 

おそらく、実家は競売にかけられ借金が整理される。夫が貸したお金は還してもらえないかも。諦めるしかない。

 

ただ、福祉に頼ることができるの分かり、安心感はある。

 

現状を、夫は民生委員に電話で報告した。「あなたが見捨てたらお父さんはどうなるの?」と、やや責めるような口調の反応だった。