ほぼ出来上がったマンションを取り壊すというニュースを見た。
商店街の真正面に富士山が見えるところにマンションが建ち、富士山の右半分を隠してしまっている。
そのマンションが出来たことで、まるっと富士山が見えなくなった家もあるのだろう。
でも、だからと言って完成したマンションを取り壊すことに‼️を感じる。
富士山が見えることに価値がある土地柄なんだろうが、昔は富士山が見えたという所はたくさんあるのではないかと思う。
眺望はそんなに大事なことなのかという驚きもある。
数年前、我が家からそう遠くない高いところに大きなマンションが建った。
坂道を上りきったところだ。
マンションの広告には眺望の良さが強調されていた。
でも、あの坂道を歩いて行くのは大変だと思った。
マンションが建つ前その近くを散歩していると、「この辺りは良いところですね」と話しかけられたことがある。
家を建てるための土地を探していると言っていた。
何をもって良いと評価するか分からないなと、その時思った。
確かに眺めが良かった。駅にも近くて便利。
しかし、雪が積もったら移動できないのではないか?
富士見通りの取り壊されるマンションについて、もったいないという声がある一方で、そうあるべきという声もあった。
ニュースでは、富士見通りと言うなら、富士山が見えるべきだという声が多いようだ。
そういう声が大きい所に住むなら、そのマンションに住むと景観を壊した加害者扱いされるかもしれない。
マンションを購入する人は気持ち良く住めないかもしれない。
だから、取り壊すのかな?
ニュースでは、分からないけど、取り壊された後はどうなるのかな?
そこに住む人達の眺望を守れる何かが建設されるのか?
眺めの良いところに住んでいる人の気持ちが、私はよく分からない。
そこそこ便利なら良いと思うくらい。
私は富士山を見たことがないから、富士山の有り難みも分からない。
我が家からは、特別な何かは見えない。美しいのは空だな。
特別な景色の良さもないから、富士見通りの人達の気持ちが想像できない。
ただ、マンションを建設した人達の苦労は無かったかのような扱いをされているのが嫌だなと思う。
元々住んでいる人達が嫌う建物を造り、完成間近で壊すなんて、罰を与えられているみたいだ。
誰のための眺望か、誰のための地名か?
分からないニュースだ。