水俣病患者と環境省との懇談会で患者が話していると、3分過ぎてマイクの音量を絞ったというニュースを見た。
運営するにあたって、スケジュールを守ることが最優先で、患者側の話を聞くことは重要ではなかったのだろう。
失礼な対応だと思った。同時にふと古い記憶が甦った。
不登校に関係する仕事をしていたとき、保護者会を開いたのだけど、一人の保護者が長く話し続け、進行がうまくできなかった。話を遮ることができなかった。
後で、他の参加者から進行の不手際を指摘された。話を止めるべきだったと言われた。
今思い返しても、やはり話を止めるのは難しかったと思う。
長く話したその人は、難しい人だった。話を止めたら逆恨みされたかもしれない。他の人にも話す時間を与えて欲しいというのが通じにくい人だった。自分のことで精一杯と言ったらいいのかな。
話し慣れた人ならば、3分で話し終えるだろう。
または、3分たったら話を切るとあらかじめ言っておかないといけないとも思う。
ニュースになった懇談会がどういうものかよく分からないが、多分、被害者の話を聞くのであったら工夫が必要だと思う。
話したいだけ話すとしたら、一人あたり1時間でも足りないだろう。
3分で言いたいことをまとめるもの難しい。
あらかじめ文書で提出してもらうとよかったのかな?