菅原道真公の住居跡だと言われる榎社(えのきしゃ)あたりや西鉄二日市駅周辺を散歩した。
西鉄二日市駅の近くを流れている川は、川というよりコンクリートで固められた溝のように見える。
美しくないので生き物はあまりいないのではないかと思ってた。
「ポチャン」と音がした。
2メートルくらいの高さのコンクリートに囲まれた川に、だれかが石を投げ込んだのかと思ったが、人はいなかった。
水から小さくものが飛び出し、青くキラッと光ってコンクリート塀の上に上がった。
青い部分と茶色い部分が見えた。
カワセミに違いないと思い、
「お父さん、カワセミがいるよ」と
一緒に散歩する夫に知らせた。
二人で静かに、見続けた。
カワセミは2羽。
「ポチャン」という音は続いた。場所を少しずつ替えながら代わりばんこに水に飛び込んでいた。
意外にも魚がいるのだろう。