NHKの歌番組「うたコン」を録画して見た。理由は、徳永英明の歌唱を視聴するため。
私は今まで歌手のファンになったことがなかったが、録画して視聴するということは、ファンになったということかな。
こういう自分の変化に驚いている。
「うたコン」で徳永英明は「壊れかけのradio」と「夢伝説」を歌った。パワーを感じる歌声だった。
「壊れかけのradio」は1990年に発表された歌だそうだ。作詞作曲は徳永英明。歌唱も徳永英明。いろいろな歌手にカバーされていて、アニメ「あかねさす少女」のエンディングにも使われていて、古い曲なのに今も歌い継がれている。
「あかねさす少女」の方では、女性が歌っている。
良い歌は性別や時代を超えて歌われるのだなと思う。
徳永英明について検索すると、「壊れかけradio」の背景が分かった。デビューしてから徳永英明は歌謡曲路線で活動していたが、1990年に所属事務所の社長と決別。より自身のメッセージを込めた作品へと転換した。
「壊れかけのradio」は、シンガーソングライターとして本当にやっていけるのかという将来への不安を少年期の純粋な想いと重ね合わせた名曲と書かれていた。
この歌を聴くと、「本当の幸せ教えてよ」という歌詞が耳に残る。何をしたら、どちらへ行けば良いか分からないという不安が伝わりながらも、過去の自分が道も分からないまま進んで来たことを肯定していて、希望も見えるような歌だと思う。
本当の幸せとは何かという問いかけは、誰の心にもある問い。ホントに心に刺さる歌詞だと思う。
「うたコン」で夢伝説を歌う様子を見て、デビュー当時の歌謡曲路線も嫌わずに取り入れたのだなと思った。
古くからのファンの中には、他人の歌をカバーして売り上げているのを嫌う人もいるようで、「残念だ」と批判する声がネットに多数ある。しかし、カバー曲から新たなファンを獲得している。
私はというと、徳永英明がモヤモヤ病と付き合いながら活動する様子が共感ポイント。大病を経験しても、あんなに張り上げて歌って大丈夫なの?とハラハラする。すごく努力しているに違いない。それと比べて自分は?
せっかくピアノを習っているのだから頑張ろうと思ったり、日々の暮らしのことも大切にしようと思ったりと、自分を振り返っている。徳永英明の歌う様子を見ると、自分も頑張りたいと思える。
私は子どものころからアニメが好きだったが、アニメ業界のブラックな現実を知り幻滅し、好きで居続けるのは難しいと思った。好きだったものから心が離れるのは寂しい。でも、新たに好きな存在を見つけ、幸せを感じている。