暑いから外に出たくない。
でも、買い物に行かなくては。
こんなとき、車で移動できたらいいのにと
雨の日のように思ってしまう。
車の運転を止めたから、仕方がない。
歩くしかないよ。
ないものねだりで、すぐに他人を羨んでしまうのは悪い癖だろう。
外を歩くと暑いが、良いこともある。
歩けば、少しはエネルギーが消費されて
脂肪の蓄積を防いでくれるし、
脂肪肝持ちの私には、どんどん歩く必要がある。
それは分っているけど、歩くのが億劫になる。
こんな怠け者だから脂肪肝になったのかなあ?
最近、YouTubeのある動画で、体重管理ができないような怠惰な人の病気は実費で治療すべきと主張するものがあり、
グサリと胸に刺さった。
もしかしたら、そういう世の中になっていくのかもしれないなあ。
私の思い違いかもしれないけど、マイナンバーカードでいろいろな情報が紐づけされていくと、
私の病歴なんかを政府が把握できるようになるのかな・・・と思う。
脂肪肝のように生活習慣から来ている病気をもっていると、自業自得だと判定され、
治療費は実費負担となったりするんじゃないかと想像する。
ユーチューブで堂々と、自己管理ができない人の病気は実費で治療すべしと主張する人がいるのだから、
政府が、同じように人を自己管理できる人・できない人に振り分けて、健康保険のサービスに差をつけるとしたら、
私は、「できない人」認定されてしまうかも。
暑い中、ランニングをしている人とすれ違うと、凄いなと思うと同時に
自分にはできないと思う。
○○すべきという考え方をするならば、脂肪肝の治療のために運動すべきだから、
暑くてもウォーキングを1時間すべきだとなる。
白黒はっきりさせるべきだと考えるなら、
それができないのは、ダメ人間だ。生きている価値がない・・となる。
で、暑い中ウォーキングができない私は、生きている価値がないから、
死ぬ方がよいだろう・・・と、うつ病特有の思考に陥っていくんだ。
ただ暑いというだけで、「自殺すればよい」という答えを引き出すなんて、
思考がおかしい。
ナイナンバーカードを誤解しているのかもしれないし、
ユーチューブの自己責任論に影響されすぎなのかもしれないが、
自分って駄目だなあと思うと、簡単に「自殺すべし」というワードが思い浮かんでしまう。
なので、「駄目人間」「怠惰な人間」というラベルが貼られた私だとしても、
普通に病院での治療を受けられるし、駄目でも怠惰でも穏やかに生きていること自体が大事なんだよと、
自分に言い聞かせる。
暑い日のために、食べ物を備蓄しても良いんだし、
涼しい時間帯にウォーキングすれば良いんだし・・・。
なかなか生活習慣が改善できない私を軽蔑する人がいるとして、もしもその人が
医療関係者だとしても、軽蔑するのは、軽蔑するその人の問題であって、
軽蔑される私の問題とは別ものだよね。