数日前、横浜に住む息子からラインで連絡があった。
少額、お金を貸して欲しいとのこと。
どうした?と尋ねると、酔って転落し怪我したそうだ。
全身打撲と腕を骨折と知らされ、私は動揺した。
息子の口座にお金を振り込んでからも気持ちが落ち着かず、そわそわ。
1日経ってから息子にラインした。
しかし、6時間経っても既読にならなかった。
電話しても出なかった。
半日連絡がとれなかっただけなのに、私は目の前が真っ暗になったような不安な状態になり、息子が部屋で倒れているのではないかと思い詰めた。
近くに住んでいたら行って確かめるのに。
福岡から神奈川は遠すぎる。行けない。
どうしたら無事を確認できるのか?
思いついたのは、警察に頼むこと。
試しに近くの警察署に相談した。
すると福岡県警の相談窓口を紹介され、さらに神奈川県警、横浜の警察署を紹介された。
警察が息子の住所に訪問し、安否確認してくれた。
無事だった。
息子からラインがあり、ただ眠っていただけと分かった。
改めて、こちらから息子に電話して様子を尋ねた。
友人と飲んで帰宅する途中、坂道でバランスを崩し、ガードレールを超えて転落。ゴロゴロとのり面を転がり落ちたらしい。
ボコボコに全身を打ち、右腕を骨折。
大怪我したことに間違いなかった。
1つ間違っていたら死んでいたかもしれないと思った。
息子の声を聞いて安心すると同時に心配で胸が苦しくなった。