今日のニュースで、
太宰府市のネットカフェ駐車場で女性の遺体が発見された事件についての裁判で
被告に判決が下された。
懲役22年・懲役15年。
傷害致死事件としては重い判決だそうだ。
基山町は福岡県と接していて、生活圏は福岡県と重なる。
九州自動車道を車で移動するとき、
太宰府IC(福岡県)
筑紫野IC(福岡県)
基山PA(佐賀県)
久留米IC(福岡県)
というように、福岡県と佐賀県は隣り合っているだけでなく、
ジグソーパズルのように挟み込まれている。
基山町に住み福岡で働く人は少なくない。
被害者遺族は佐賀県基山町に住み、管轄警察である鳥栖警察署に相談したが取り合ってもらえず、
被害者は筑紫野警察署管内の太宰府市で遺体となって発見された。
佐賀県警が取り合わず、最悪の事態となってから犯人が福岡県警に逮捕された事件だ。
被害者遺族に対する脅迫についても、佐賀県警は取り合わず福岡県警が事件化して逮捕している。
佐賀県と福岡県が重なり合うような場所で起きたことについて、
佐賀県警は取り合わず、後に福岡県警が事件化し逮捕したとも言える。
だから、もしも佐賀県警が相談に応じて事件化し捜査してくれていれば、被害女性は救出できていたかもしれないという無念さを感じる事件だ。
ニュースによると、佐賀県では第三者による再調査は行われないそうだ。
佐賀県警は対応は適切だったと言っている。
事件についての佐賀県民のインタビューはなかったから、市民の声がどうなのか分からない。
私はニュースを見ていて、同じことが繰り返されるのではないかと恐れている。
県民が命を落としてもなお、「警察の対応は適切だった」と述べるような警察なのだという失望も感じる。
警察に都合の良いストーリーを組み立てられ、被害者が自分の意志で加害者の家にいるのだから助け出さなくても良いと言われてしまうと、
亡くなってから遺体が見つかるという最悪の結果になる。
相談内容に沿って、事件化して捜査していたら、
最悪の結果を防げていたかもしれない。
警察のストーリーは不自然。被害者遺族のストーリーの方が自然だと思う。