マンションの工事をするにあたって建物のまわりに足場を組むという話を夫から聞いた。
10メートルを超える場合、役所に届けなくてはならないそうだが、夫の上司はそれを知らなかったようで、足場を組む直前にあたふたしているという。
夫が言うには、足場の設計図や構造計算が必要なんだそうだ。その準備ができてないから、大丈夫なのかと夫が心配していた。
足場を組むのは、下請けのその下の下請け。こういうのを孫請というのか?
何でも下請け会社に丸投げしていて、手続き関係もおざなりになっている。
工事中に足場の上から工具を落とし、自転車置場の屋根を突き破ったことがあったそうだ。
それが人相手の事故だったら死亡事故になっていただろうた夫は言っていた。
夫は事故を心配していた。
新しく行きはじめた今の会社は、安全に対して認識が低いようだ。
私は話を聞いただけでブルッと震えがきた。
足場を組んだ工事現場をよく見かけるが、足場が弱かったり工具の落下があったりするなんて考えたことなかった。
話を聞いたら、足場がとても危ないものに感じられるようになった。
見方が変わってしまった。