夫は仕事帰りに実家に寄る。義父は熱中症にならず無事だ。ただ、夫は毎日のようにがっかりしている。
義父の携帯が料金未納のために通じなくなっている。夫は料金を立て替え払いした。しかし、携帯は通じないまま。携帯の会社に問い合わせると、その前月の料金も未納ということ。
携帯が使えるようにするために、さらに立て替え払いすることにした。
今後、義父にお金が入る見込みはないので、通信費も我が家が立て替えることになるだろう。
カードローンの返済も滞り、督促のハガキが届いている。いずれ、差し押さえの知らせが届くのかと思う。
弁護士事務所からのハガキが届いていた。夫がそこへ電話したところ、義父本人でなければ用件を話せないと言われた。
まだ知らない借金があるのか?
借金については立て替えをしないようにと夫と決めているが、督促等のハガキを見ると胸がざわつく。
今、義父が乗っている車も差し押さえの対象になるのかな?
義父の不動産を売却して借金を返すことにしているが、すぐには売れないだろう。返済の督促は続くだろう。でもいつまでも待ってはもらえないだろう。
こんな毎日がいつまで続くのかと思うと気分が沈んでしまう。
不動産を根抵当にして信金から借金をしているのだけど、義父は信金と、年金を返済にあてると話していて、まるっきり手元にお金が残らない。年金しか収入がないのに全部返済にあてるなんて、義父のしていることはめちゃくちゃだし、信金も非情。
返済ができなくなると競売か任意売却して返済することになるそうだ。
家を失いたくない義父は、信金への返済を優先し、他の支払いや返済が後回しになり、税金・保険料が未納になっている。
その尻拭いを夫がしている。不幸な亡くなり方をしてほしくないから、助けようとしている。
義父が家を失いたくないというこだわりを捨ててくれたら、競売にかけて返済するという道が見える。
競売について検索して分かったのは、競売は不当に安い価格で売るのではなく、不動産鑑定士などの専門家が査定して最低落札価格を設定するのだそうだ。入札した人の中で最も高い値をつけた人が落札する。それでも売れなければ、さらに競売をする。
それでも売れないという場合もあるのだろうけど、信金がそれなりに価値を評価してくれているから売れなくはないだろう。
私の浅知恵では、義父が家にこだわらなくなれば、800万円とかで売却もできるだろう。
売れれば、今の借金地獄から抜け出せる。
義父は自分のことなのに債務整理に協力してくれないから、ことが進まない。
こんどの年金支給日前に信金から返済を促す電話があったら、返せないと言って欲しい。そうすれば、任意売却や競売の道が見えてくるんじゃないかな。家を諦めてほしい。
諦めさせるのは難しいかもしれないけど、私は今のようなストレスのある生活をずっと続けるのは無理だ。
夫は義父のことで頭がいっぱいで、家族との暮らしを楽しむ余裕はなくなっている。
私は薄情なのかもしれない。義父のことを忘れて映画などを楽しみたいと思う。