スーパーの駐車場でキジ白猫を見つけた。
霧のように細かな雨が降っていた。
キジ白猫はゆっくりと歩き出した。
ついていってみよう。
駐車場の隣の敷地へ向かった。
そして、ジャンプして一段高い隣の駐車場に上がった。
駐車場を横切ってから隅に置かれた棚と棚の間へ入り、またジャンプ。
棚の裏に板が積まれていた。
キジ白猫は棚裏の板の上に隠れた。
でも、別方向から見ると丸見え。
猫がいると思って見れば丸見え。
何も知らずに見れば体の色が板や棚になじんで目立たない。