昨日の発表会の様子を夫がスマホで撮影してくれていた。
ラインで送ってくれたのを見た。
ステージでピアノに向かう私は曲の出だしで始まりの音から間違い、進めずに手を震わせていた。
譜面台の楽譜を見たり手を握りしめたりと落ち着かない。
先生が舞台袖から来てくれて、隣に座った。すると、私は少し正気を取り戻してつっかえながらも曲をスタートさせた。
なんとか、曲の形になっていた。と言っても、ダメなものはダメなんだけど。
動画内の自分を見て、やれるだけやったことを誉めてもよいかなと思った。
練習をしていたから弾けたんだ。0点ではない。合格点ではないけれど。
色に例えると、黒に近いグレーかな。光を浴びるグレーだ。
私は光の当たらない穴蔵から出たし、人の視線も受けた。
対人恐怖症なのに、よく頑張ったよね。自画自賛。自分を誉めよう。
子どもだったら、無様な演奏にに耐えられなくて泣いたかも。
発表会に出るために練習を頑張ったから、私には難しい「空気の精」を弾くことができた。練習ではちゃんと弾けていた。
それで十分なのかも。
さて、来年の発表会で何に挑戦しようかな?
とりあえず今度のレッスンまでに仕上げたい曲の練習をしよう。
それと、好きな曲を見つけよう。できればクラシックで。