夫の仕事で、新しい現場がスタートした。
始まる前からいろいろあったみたい。
業者との打ち合わせに、夫に入らなくて良いと上司が言った。でも、夫は現場に立ち会うから打ち合わせに参加させてほしいと主張。なぜか上司は打ち合わせから夫を排除したい様子だったそうだ。
結局、社長から参加するよう指示が出て夫は打ち合わせに参加。図面などの資料を夫が準備した。
さて、工事現場が動き始めたら、下請け会社の社長がマウントをとってきた。
「ここを資材置場にしたい」と言う下請け会社社長に、夫は「オーナーさんの駐車スペースだからできません」と答える。すると、腹が立ったのか下請け会社社長は夫の上司に電話。
夫は上司から、できないと即答せず一旦持ち帰るようにと言われた。
下請け会社社長から、お客さんファーストは困ると言われたりしたが、話の落とし所が見つかり資材置場については解決したそうだ。
下請け会社社長は、相手にYESと言わせたいし、主導権を持ちたいという人のよう。
夫の上司も、下請け会社に丸投げしていることで下請け会社社長に頭が上がらない様子。
二人から見れば、安全管理を社長から任された夫は異物のような存在で邪魔なのかもしれない。
私は夫の話を聞いて、過去の私の仕事を思い出した。上司から無理なことを言われ、「できません」と言うことが何度もあった。
「どうしてできないの?」「みんなやっている」等の言葉での追い詰めもあり、辛かった。「できません」と言うと仲間はずしのような嫌がらせを受けてた。
その職場ではその年度に3人がうつ病で休職と退職があり、私もうつ病が再発した。
職場を仕切っている人に「できません」と言うのは辛かった。でも、できないのにできますと言って引き受けるのも辛い。
その上司は、授業で子どもたちに暇を与えず、次々に課題を与えて鍛える人だった。同じように職員に対しても接していたんだと思う。または、コマとして動かしていたんだろう。
まあ、とにかく、
上に立つ人が、相手にYESを強要したり無理を強いたりすると何かにしわ寄せがいくだろう。
自分の優位性を確認したい人が場を仕切ると、そのために踏みつけられる人が出てくると思う。