ホナミとナオキはVR世界の旅をする。終着点で光の玉がたくさん浮かんでいた。それぞれに名前と日付が付いている。使われなくなったIDだろう。
玉はブラックホールに吸い込まれて行き消えてしまう。
ホナミは自分の死と結びつけて恐怖する。ナオキは、この世界の製作者は怖がらせようとしていない、使われなくなったIDを忘れないと伝えているんだと言う。
そして、ナオキは指輪をホナミにプレゼントする。その時、魔法がかかったみたいに二人は白いドレス姿になる。まるで結婚式のよう。
VRゴーグルを外した穂波は、直樹に感謝の手紙を書いて就寝する。
眠ったまま穂波は亡くなる。
娘と和解し直樹と交流のある穂波は、あたたかい繋がりの中で安らかな死を迎えた。