女優の沢尻エリカが「沢尻エリカ容疑者」と呼ばれているニュースを見て、
関連した疑問がいくつか湧いた。
スポーツ選手や芸能人が不祥事・事件を起こすと、何日も連続して報じられる。
野球の清原さんについては、明るいニュースもあったが、
覚せい剤で何度も逮捕されている人についてのニュースもあり、
有名なトレーダーが合成麻薬で逮捕されたというのもあった。
今度は、沢尻エリカさん。
来年の大河ドラマを10話も撮影していたそうだ。
毎週大河ドラマを楽しんでいる私としては、とても残念。
大河ドラマに出演した俳優が何人も事件を起こした。
私の楽しみの向こうに麻薬や性犯罪があるようだ。
私→→ドラマ→→犯罪
芸能人のゴシップを見ると、犯罪だけでなく、浮気などの家庭問題や脱税もある。
問題や事件を起こした芸能人は、数年も経つと活躍し始める。
もちろん、復活できない人もいる。
気の毒なのは、活躍の足掛かりになると期待してドラマや映画に出演する人が
巻きこまれてチャンスを失ってしまうことだ。
今、沢尻エリカさんは、逮捕されてもなお「素晴らしい俳優」「更生して頑張ってほしい」と温かい言葉を送られている。
麻薬所持・使用という犯罪を犯してもなお愛される沢尻エリカさんは素晴らしいと言えるのだろうが、麻薬を使用してリラックスしている様子をイメージしたら、とても嫌な気分になる。
麻薬を手に入れるために使ったお金は、きっと裏社会に行くはずだし、
そのお金が回りまわって私を幸せにしてくれるはずはない。
裏社会と言えば、ヤクザ。
ヤクザが幸せをもたらすはずがない。
私の知るヤクザは、働かずにお金を得たり、組織の為に人を殺したりしていた。
当然、刑務所に入るんだが、罪を反省してはいなかった。
その人にとって、鉄砲玉になって対立する組織の人を殺すのは意味あること。
私が「悪」だと思うことが、その人には「悪」ではない。
犯罪は価値ある行動となる。
人殺しOKの価値観を持つ社会が、そこにある。
ああ、そういえば、元々覚せい剤は喘息治療に用いられた薬だそうだが、
戦時下に兵士に与えられたそうだ。
覚せい剤を体に入れると死の恐怖を感じなくなったり、眠らずに行動できるそうだ。
なので、戦争で使われた。
戦後はヒロポンという名前で普通に売られていて、受験勉強や労働で疲れを意識しないようにするために使われた。
そういえば、咳止めを大量に飲んで勉強するとはかどるという噂が広がって、咳止めの中毒になった若者はたくさんいるそうだ。
市販薬中毒というのだったかな・・・。
覚せい剤はやせ薬として勧められたり、疲れに効くと勧められたりするそうだ。
「これは麻薬です」と言って売る正直な売人はいないだろう。
「これ、ビタミン剤だよ」と勧められたら飲んでしまうかも・・・という怖さがあるなあ。
知らず知らずに、中毒にさせられてる場合があるだろう。
良い人だと思っていたら、裏社会の売人だったとしたら、とても悲しいよね。
裏社会なんてなくなれば良いのにと思うが、
有名人が麻薬で逮捕されたというニュースはなくならない。
大麻を合法化すればいいと主張する人さえいる。
覚せい剤は、元々は喘息の薬。けれども、戦争で悪用され広まった。
今、覚せい剤を喘息の薬と思う人はいなし、病院で治療用に使われてもいない。
麻薬として根絶しようと、みんなで頑張っているはずだ。
これは、覚せい剤に似ていると聞いた。
幸福感・快感をもたらす薬だそうだ。
日本で根絶されたはずの覚せい剤が密輸されたり、
覚せい剤に似た薬が新たに作り出されたりして、麻薬との戦いは終わりなく続くんだろうか。
麻薬で逮捕された芸能人が数年後に復活して輝くとしたら、
輝くと同時に、麻薬の恐ろしさも語ってほしい。