節約についての動画を見ていて、「貯金1000万の日常」というチャンネルを見つけた。
日常的にカフェを利用していたら大変な出費になるとか、水事情の悪い国でのお風呂の工夫とか、節約に役立つ情報があったが、眉をひそめたくなる内容もあった。
動画の主はユーチューブや投資などの副業をしているのだが、本業は工場勤務。
工場で働く人を動画のネタにしている。人間関係が難しいようだ。お金に余裕があると見られるとお金を貸してほしいと言われたり、自分より時給が高いという理由で妬まれたりして、いじめや嫌がらせがあるそうだ。
発達障害、精神障害、知的障害のある人が多く、関わりあいたくないとの発言もあった。
コメント欄には、動画の主に同調するコメントが多く、旧優勢保護法が廃止されたのを残念がる内容がいくつかあった。
知的障害者が知的障害者を産む、発達障害や精神障害は遺伝すると言うコメントが少なくない。
節約の内容は面白いのだけど、動画の中で工場勤務の同僚を例にして、計算ができなかったり手先が不器用だったり、段取りが苦手な様子が馬鹿にされるのを見ることになり、辛い気持ちになった。
仕事ができる人の収入が抑えられ仕事ができない人にお金が回されているという発言もあった。
そうなのか?
旧優性保護法の元で起きたことを肯定するなんて、信じられないと思うけど、このチャンネルを見て、障害者の活動を否定する人が一定数いることが分かり愕然とした。
差別的な内容を多く含む動画だが、宝島社の雑誌に掲載されている。
差別的な内容を抜いて節約の内容が紹介されているのだろう。
ちょっと怖くなった。
やまゆり園に入所していた障害者が、「障害者は人を不幸にする」と元職員に惨殺された事件を思い出す。
殺人は犯罪なのに、世の中のための善行だと犯人は思っている。
「貯金1000万の日常」の動画の主や賛同する人は、旧優性保護法を支持し、障害者のうまく働けない様子を嘲笑っている。
やまゆり園の事件を起こすような人ではないが、殺害した犯人に共感するような感覚の人たちだろう。
こんな人たちが一定数いるから、障害者差別を禁止する法律があるのだと思った。