「貯金1000万の日常」というユーチューブチャンネルが、登録者数50000万人を越えた。急激に伸びている。
でも、私は危ういチャンネルだと思っている。
このチャンネルには、二面性がある。
節約や投資で貯金や資産を増やす方法を提案し、宝島社のムック本にも掲載された。
30代で貯金1000万円を達成した努力を誉めるコメントが多い。
しかし、動画の主は自分が勤める工場で見聞きした人を紹介するときに、知的障害や精神障害を持ち出して、底辺と呼ぶ。
工場をも底辺と呼ぶ。
さらに、生活保護利用者をもバッシングする。
なので、コメント欄には差別的なコメントが寄せられる。
差別は良くないというコメントに対しては、ハートマークはつかない。
生活保護利用者が抗議すると、そのコメントを晒す動画が作られ、こういう人とは関わってはいけないとコメント欄が盛り上がる。
お金を大切に使おうと呼びかけると同時に、福祉を利用する人を蔑むチャンネルだ。
社会に一定数いる優性論者や能力主義者をも取り込んでいる。
努力して貯金する人Vs努力できない人という構図も見える。
こういう動画が視聴回数を伸ばしている。