窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

雇用保険の追加給付

昨日、私宛に「厚生労働省 職業安定局雇用保険課」と書かれた郵便が届いた。

 

何だろう?

 

私、ずっと働いてないのに・・・。

 

 

私は手で雑に封をこじ開け、中身を見た。

 

返信用封筒と紙が3枚入っていて、

 

その一枚に「これまで、雇用保険の各種給付を受給した皆さまへ」というタイトルがあった。

 

何なん?

 

失業給付を一回うけたことあるけど、これ何なん?

 

 

説明を読んで、「ああ・・ニュースで言ってたっけ、随分前に」と思い当たった。

 

前数調査しなくてはならないはずの毎月勤労統計調査を、

 

一部抽出調査で済ませていたという問題だった。

 

 

私がその影響で損をしていたかもしれない・・・らしい。

 

回答用紙と記入例を見て、

 

昔のことを思い出して書かなきゃならないのが苦痛だと思った。

 

 

厚生労働省がいいかげんな調査をしていたせいで、嫌なことを思い出さなきゃならない。

 

ってか、思い出してしまった。

 

記憶をふるいにかけて、必要なことだけ思い出せたら良いが、

 

記憶は芋づる式に繋がっていて、嫌だったことなんかは映像で思い浮かぶ。

 

嫌なことを再び体験しているみたい。

 

 

私は教育委員会学校教育課で嘱託職員という非常勤の立場で働いていて、

 

契約を更新して数年働いたのだけど、辞めるときがとても辛かった。

 

気持ちを入れ込んで働いていたから、辞めて体を半分失ったような気持ちになった。

 

 

私より先に辞めて大学院で学び直しをしていた元同僚が、なぜか後任探しを一任されていて、

 

後任を見つけてきた。

 

大学院の学生であり、私の後任としても働ける人だと私は説明を受けた。元同僚から。

 

けれども、実際に私が辞めた後に働き始めたのは、役所の幹部職員の娘さんだった。

 

その人は、臨床心理士として病院で働いていたそうだった。

 

 

より良い仕事ができる人が働いた方が良いと思うが、

 

幹部職員の娘さんが働けるように、私と大学院生が取り除かれたんだなあと思った。

 

私としては不本意な辞め方だった・・・。

 

 

昔のことだけど、思い出すと嫌な気持ちになる。

 

まあ、まあ、

 

仕事を辞めて経済力のなくなった私にも、

 

頑張って働いていた過去があるのは良いことだな。

 

嫌なこともあったけど、貴重な経験だ。

 

心の財産と言えるかも・・・。

 

 

 

とっとと回答用紙に記入して返送しよう。