窓から外を眺める

専業主婦のつぶやき 

分身ロボットを使って働く障害者を見て

朝のテレビ番組で、分身ロボットを使って仕事をする人が紹介されていた。

 

寝たきりの人が、手や口でタブレットなどを操作し、マイクやカメラを通して

 

お客さんと話し、接客の仕事をしていた。

 

AIでなく人間が接客していると分かると、お客さんたちは嬉しそうに会話した。

 

取材された寝たきりの人は、接客の仕事やスポーツを分身ロボットを通して経験し、

 

生き生きしてた。

 

素晴らしい取り組みだなあと思った。

 

体が動かせなくてもロボットを通して経験し、世界を広げることができるからだ。

 

 

自分に足りないものを感じた。

 

私は体は不自由じゃないのだから分身ロボットを使わなくても自分の世界を広げられるはずだが、

 

テレビで紹介された人たちのような意欲がない。

 

広げることができないから掘り下げている。

 

 

すごく頑張ったら遠方へ出かけられるが、ちょっと問題があって

 

あまり無理なことはできない。

 

疲れずにできる範囲で行動する。

 

だから世界は広がらない。

 

めちゃくちゃ頑張ればできるけど、一時的な頑張りになるから無理しない。

 

 

そして、一番の問題は、人嫌いになってしまっていて、

 

いろいろな人と交流できなくなっていて、接客は無理。

 

あまり人がいない公園で桜を見るのが好きだ。

 

誰も見ていない道端の草花を見るのも好きだ。

 

人とは距離を置いていて、

数少ない馴染みの人と交流している。

 

 

分身ロボットで人との関わりを楽しんでいる人をテレビで見て、

 

すばらしいなあと思うと同時に、

 

人との交流に困難さを感じる自分の欠落を意識して、

 

ちょっと辛かった。