ひどい夫婦喧嘩をした両親の様子を見に行き、
母親の様子が落ち着いてきたと分かった。
数日後、老健施設に入所している伯母が病院へ入院することになり、
手続きについての話を聞くのに付き添ってほしいという
母親からの電話があった。
父親はあてにならないから私に付き添って欲しいんだと・・・。
けれども、私もあてにならない人間だ。
初めて行く場所で、初対面の人から
重要な話を聞くことができるほどの元気さはない。
「無理・・」と夫を通して母親に伝えた。
母親は私のことをあまり知らないみたい。
私が対人恐怖や気分の落ち込みを改善するために治療に取り組んでいるのを知らないみたい。
喧嘩の喧嘩の様子を見に行って、何十分も母親の感情的な話を聞いたからといって、
頼まれ事を何でもこなせるほど元気じゃない。
夫にいろいろと助けてもらって日常生活をこなしている程度なんだよ・・・。
できないことがいろいろあるんだ。
頼られることは、本来嬉しいことなんだろうけど、
母親が、私が元気じゃないことを知らないと分かり、
すこし残念に感じた。
多分、母親は自分のことで心がいっぱいなんだろう。
残念だったけど、
収穫はあった。
「できない」と言えて良かった。