息子がお金に困っていることをきっかけに、何をどんな風に困っているのか想像するようになった。
お金を振り込んだから、一時的に楽になっているだろうが、まだ、詳しい話を聞いてないので、想像しているだけ。
ネットで記事を読むと、若い人がクレジットでの買い物で失敗している話がいくつかあった。リボ払いで買い物をすると、一定額を毎月返済する。審査がない。お金を持っていなくても高額の買い物ができる。
リボ払いは手軽に買い物ができるが、月々の返済は残高がなくなるまで続く。手軽なのに、返済は思っていたより大変で、返済は延々続く。
営業職の若い人が、セミナーに参加したり多くの人と交流したりしているうちに、出費がかさむ。良い大学を出て良い会社で働いていると、金融機関の審査に通りやすく、借金がしやすいという。
夫婦共に公務員という話では、ストレスから夫はギャンブル、妻は買い物にはまり浪費して借金がかさんだ。
ネットで記事を読んで、借金とは無縁に見えるような人が、借金で悩んでいることに驚いた。収入の低い人が借金を作りやすいというわけではなさそう。
堅実な親の元に生まれたがゆえに、借金について親に打ち明けられないという記事もあった。
親から見捨てられそうで話せないという話だった。
クレジット払いといえば、私も以前より利用することが増えた。少額の買い物ばかりだ。
最近は、安いファンデーションや楽譜、本を買った。買い物の回数が重なると大きな金額になる。
スーパーでの支払いは、今は現金ばかりにしている。使いすぎると思ったからだ。
リボ払いしたくなるような大きな買い物はしていないが、ネットの記事を読んで、リボ払いの仕組みを知った。
リボ払いについて知らないまま利用する人はいるのではないかと思う。
リボ払いについて、古い記憶がよみがえった。
若い頃、ストレス解消の目的もあってエステに通っていた。施術料金だけでなく、化粧品代もかかり、今思うと大変な無駄遣いだったと思う。
お客さんの中には、たまった支払いをリボ払いする人がいた。1万円ずつの支払いだったと記憶している。
たまった支払いを1万円ずつ払うという感覚でそうしたのだろうが、エステに通い続けるなら、また支払いがたまる。
その人は、借金を重ねることになるのではないかと思った。
客のお財布事情に関係なく、いろいろとサービスを提供し、気持ちが高ぶった状態の客は勧められるままサービスを受けたり商品を買ったりする。
つけ払いにする仕組みだったから、気づいたら数十万円の支払いがたまる。
それをローンなどで払うというのを思い出した。
私は、ボーナスを支払いに使っていた。ボーナスがなかったら、どうなっていただろう?
思い返すと、私も若い頃にお金の失敗をしていたことになる。
そうだな、息子と話すとき、自分の失敗談を話そう。