日本で暮らす韓国人女性の動画を見て、
韓国では首から上にあるホクロは、除去するのが当たり前だと知った。
韓国についてのブログにも、韓国で顔のホクロは「顔のゴミ」と言われ、除去するのが一般的だと書かれていた。
これが当たり前という見方で日本人の顔を見ると、
ホクロを放置していて汚いという見方になるなあ。
ちょっと心が寒くなった。
でも、顔のホクロは取るものだという価値観が日本に広まれば、
美容皮膚科に行く人は増え、美容医療で儲ける人は増えるだろう。
安くホクロ除去ができる韓国へ行く人も増えるだろう。
「キレイになるために韓国へ行く」と堂々と言う人も増えるだろう。
日本でやると高いから。
高い化粧品でお手入れするんじゃなく、美容皮膚科でホクロやシミを除去するのが
当たり前になる時代がやってくるかもしれないなあ・・・。
すると、美容にお金をかけられるかどうかが見た目ではっきり分かるようになるなあ。
お金持ちと付き合いたい人は、ホクロやシミのない人を選ぶだろう。
ああ、見た目の悪い野菜や果物が捨てられるのに似ている。
人間が美しさや大きさで等級をつけられるようになったら、
生まれた時点で、その人の幸福度まで先読みされ、
不幸になると判断されて、不幸のレッテルを貼られるようになるだろう。
世の中は、美しく生まれた人によって動かされるだろう。
あれれ?
こういうのって、人種差別と似ているなあ。
白人至上主義の国だったら、白人以外の人は幸せになりにくいだろう。
アニメ・「トムとジェリー」の飼い主は白人で、お手伝いさんは黒人。
「風と共に去りぬ」では、農場主は白人で奴隷は黒人。
そういえば、アニメ「銀河鉄道999」に登場したある星で、光輝く体を持つ人は幸せで、まばらに光る体の人は迫害されていた。
見た目で選別され迫害されるのが当たり前だと、
幸福になりやすい人がいるのと同時に、不幸になると決められてしまう人が必ずいる。
生まれた時点で「不幸になる」とラベリングされたら、
幸福になろうという意欲も奪われてしまうんじゃないかなあ。
心まで否定されかねない。
そもそも、顔のホクロは「ゴミ」のような汚いものだろうか?
病気ではない。