夫が近所の仲良しさんたちと忘年会を楽しんだ。
私は会食が苦手で酒も飲まないので、そういうお楽しみには不参加。
夫から話を聞いて間接的に楽しんでいる。
仲良しさんたちの中に、私の大学の先輩がいる。料理が上手で社交的な人だ。
車で遠方に出かける行動派だ。
夫と先輩は、気が合うようだ。
夫は、おじさんだが、行動は主婦に似ている。ゴミの分別に詳しく、片づけが得意。
多分、話が合うんだろう。
会食が苦手だと、友達を作る機会がなくて少し寂しいが、夫から話が聞けるので勝手に仲間に入っているような気持ちになっている。
忘年会が終わってから聞いた夫の話で、心が痛む内容があった。
先輩は料理もお酒も好きだから、おいしいものをたくさん知っていて、ご主人も料理とお酒が好きだそうだ。
そこまでは楽しい話だが、ご主人が酒酔い運転で摘発され、免許取り消しになったそうだ。
昔に比べて今は、飲酒運転に注がれる視線は厳しいし冷たい。
飲酒運転=ダメ人間という図式ができてしまっている。
飲酒運転の事故でお子さんを失った人がテレビで、加害者を「人殺し」と言っているのを見たことがある。
お酒を飲むと正しい判断ができなくなるんだと思うが、世間の目は人格を否定するほどの厳しさを持っている。
でも、近しい人が酒酔い運転で摘発されたと聞いて、「ダメ人間」「人殺しのようだ」とは思わなかった。
お酒の問題を抱えているのだなあと思った。
車にアルコール検知器がついていて、検知したら動かない仕組みにしたら良いのになあ。
ネットで罰則を調べてみて、
人によっては、「人生、詰んだ」と思うくらいだなあと思った。
免許取り消しになるだけでなく、罰金が50万円とか100万円とかの高額。
罰金を払わない人は3年以下とか5年以下とかの懲役刑になる。
事故を起こして人を傷つけたとしたら・・・償えるの?
事故を起こしてなくても、こんなにも重い罰則がある。
家族が飲酒運転したら・・・と想像したら、目の前が真っ暗になった。
先輩は、仲間たちと楽しく会食していても、それはそれとして、大きな悩みがあるのだなあと心が痛んだ。